コンパクトカメラ > X線について
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すでにご存じだと思いますが、海外の大きな空港ではテロ対策のために強力なX線装置を装備しています(98年頃に各国でより強力なものが使用されるようになったそうですが、加えて2001/9/11の貿易センタービル同時多発テロ事件以後、さらに強化されているようです)。この新型のX線検査装置は、機内持ち込みの手荷物検査ではなく、荷物室に入れる預け入れ荷物の検査に採用されています。 この装置はバッグ自体が透視できなかったり、透視した結果さらに詳しい検査が必要と判断すると強力なX線照射に切り替えるそうです。 その際、たとえばX線防止バッグに入ったフィルムは得体の知れない固まりとなるため、強力なX線行きとなるようです。こうなると中のフィルムは感光してしまいます。 ではフィルムをそのまま入れておくとどうなるかというと、最初の弱いX線で感光します。 有効な対策は、フイルムは機内持ち込みにすること。持ち込み荷物の検査の時に、バッグから出して「フィルムだからX線は通さないでくれ」ときちんということ。 These are films. No X-ray, please. これでOKのはずです。このとき、フィルムがプラケースの中に入っていると中身が本当にフィルムか確認することがあるので、その時はケースを開けて中身をみせてください。 また、もともと 東南アジア・中近東の空港は強力なX線を採用しているそうですから注意しましょう。 |
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しばらく前にあった、僕の体験談から話します。取材で国内旅行に行くことになり、目的地が観光地だったことも手伝ってフィルムをたっぷり持って羽田に向かいました。バッグはこじんまりしたデイバッグ一つだけ。この中にX線防止バッグに入ったフィルム10本も入っていました。この時はじめてX線防止バッグを使いました。 機内持ち込み荷物で、しかもX線防止バッグ入りですから、安心して搭乗ゲートに向かいました。ところが、手荷物のX線検査で止められました。 「X線防止バッグが入ってますか?」と係官。 結局X線バッグの中も開け、フィルムを机の上に出して、さらにプラスチックのフィルムケースも開けて中のパトローネを出してみせることになりました。これで僕の受難は終わったわけではありませんでした。 「フィルムを出したままでバッグをもう一度通してもらえますか?」 係官は3度目になるX線検査をやりました。まだ不満げな様子で、「ありがとうございました」とやっとバッグを渡してもらいました。それでも、三脚とフィルムケースをバッグに入れるときに無遠慮にバッグの中をのぞき込む係官殿なのでした。 この時はめずらしくGパン姿ではなくVANのブレザーにネクタイ、エディバウアーのパンツで決めていたので姿形で止められたのではないはず(そう思いたい。思わせてくれ!)。結構むっとしていたので何もいいませんでしたが、後になって考えると、この係官、かなり頭を混乱させられたはずです。 バッグのサイドポケットには、ミニ三脚、予備の電池が3種類×2本ずつ、折り畳み式の小型レフ板、一脚、レリーズシャッター、コンパクトカメラにレリーズシャッターを取り付けるための手製のアダプター、携帯用ビュアー、折り畳み式ルーペ、ベロ出し、ダミーフィルムが入っていたのでした。 X線にかからないところでは、手製のデフューザー、ブロアー、クロス、レンズペーパーなど写真グッズが満載です。これらが渾然一体となってX線装置に描き出した濃淡画像を思うと、この係官の苦悩が笑えます。「ナニカアヤシイカゲガアル。ダケドサラニバッグヲアケロトイッテイイモノカ」。 お次は帰り道。奄美大島の空港です。行きの経験があったので、素直にバッグの中からフィルムを取りだし「これはX線を通さないでください」と頼むと「はい」とさわやかなお答え。よかった! だが、しかし、ところが、またも僕は止められたのでありました。今度は荷物ではなく、金属探知器をくぐったとたんにブザーが鳴り響き…。 「PHSや携帯電話をお持ちではないですか? ポケベルはどうですか?」次々に飛んでくる質問。ところがこっちは電話嫌いで、そんなものは持たない主義。はたと思い当たって胸のポケットからジッポ・ライターを取り出す。 もう一度ゲートをくぐると今度は無事に通過。長い長い苦難の道のりでした。 この経験からわかるように、フィルムをスムーズに通すのはバッグからフィルムを出してX線を通さないように頼むことです。これが簡単で確実。しかし、ジッポには気を付けましょう(^^; この旅行では結局X線防止バッグは役に立っていないことに留意してください。行きはX線防止バッグの中身を出して確認され、帰りは自分からフィルムを出して見せたのですから。 でも、ここでいいたいのは、別にX線防止バッグは役に立たないということではありません。X線防止バッグはある程度役に立ちます(X線防止バッグについても参照してください)。でも、万能ではない、ということをいいたいのです。 確実なのはX線検査の前にフィルムだということを係官に申し出る方法です。 |
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X線防止バッグ(X-RAY SAFETY CASE)はなんでもかんでもX線を防いでくれるわけではありません。防止バッグには必ずどの感度まで防いでくれるのか記されているはずなので、まずはこれを確認しましょう。高感度のフィルムになると、機内持ち込み用の弱いX線でも防ぎきれずにフイルムは感光します。 僕が持っているのはISO800以下のフィルムについては保証していますが、それでも東南アジアや中近東では役に立たないという注意書きがあります。このような空港にはフィルムに損傷を与える旨の注意書きがあるそうです。 できれば上記、国内旅行編にあるように、X線を通さずにフィルムを機内に持ち込むようにしましょう。 また、口は二重に折って、付属のクリップで留める必要があります。こうしないと口の隙間からX線が入るからです。失うのは大切なあなたの旅の記録なのですから、使用に当たっては注意深さが必要です。 |
●フィルム110番-空港でのX線検査 フジフイルムのページ。
●空港のX線検査のによるフィルムへの影響について コダックのページ
●新型X線検査装置について コダックのページ
●Konica-お客さまサポート-フィルム コニカのページ●JAL/国際線 お手にもつについて
●ANA/お手荷物について フィルムについての言及はない。
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