親指シフトとMS−IME97
俺様は,Windows 95では『親指ひゅんQ』を使用してJIS配列のキーボードを, 親指シフトキーボードとして使っている.数ヶ月前からは,MS−IME95から, MS−IME97にバージョンアップしている. キーボードも,力の要らない薄型で強く押し込む必要のないMODEL FKB1420 という キーボードに落ち着いた.その前はクリック音の聞こえるキーボードを使用したが, キーの角で指を痛めたり力を必要としたりで廃棄した. 高がキーボードも,拘ると試行錯誤する中で無駄な金を使ってしまう.入力作業が 長い時間にわたると指の疲れが慢性的になる.朝,目が覚めると指が硬直している. そこで少しでも無理のない楽なものを選んでしまう. それでも,これが最終的に打ち易いキーボードであるとするにはまだ疑問がある. 労力の少ないキーボードは永遠の課題であるかも知れぬ.入力には小指を出来るだけ 使わぬ方が疲れが少ない. その点でも現在の親指シフトは,その頻度がかなり少ない.MS−IME97では 更に小指の使用を少なくして入力が可能になる.まるで親指シフトのための仕様かと 思えてしまう位である. MS−IME97には『長音符号を母音に変える』機能が備わっている.例えば, 『とーかいどー』と入力して『東海道』と変換が可能である.わざわざ,このように 入力することも慣れなければ意味がないのだが…. 俺様は,昔から必要な単語には,長音符号で辞書登録していた事情もあって,この 仕様を素直に使えた経緯もある.誰も彼も,同じような便利さを感じるとも思えぬ. 一つの参考情報に過ぎない. 『MS−IME97のプロパティ』から『オートコレクト』を選択すると,この中に この機能がある.他にも様々な変換の際の間違いを自動修正する機能を選択できる. 『とうり』と入力しても『通り』と変換出来るなど…. 長音符号を使用した入力から,かな漢字変換ができるなどは,本家本元の富士通の 仕様にもない画期的な機能だと俺様は思っている.実を申せば,俺様はANKカナで 文章を書く長い習慣があった. 発音通りの入力で読みやすくするために長音符号を多用した.今でも電子手帳での メモは,わざわざかな漢字変換せず,カナだけである.そこでも長音符号は日常的に 使用されている形態でもある. かなり変則的な環境から生れた便利さに過ぎないので,わざわざ書くに値するとも 思えなかったが,もし似たような便利さを求めている人がいれば,使ってみる価値を みいだせるMS−IME97の仕様である.** 悪魔 ** 冒頭に戻る