ビデオのコラム

2002.08.09 レンタル使用料とセル価格
DVD「ハリポタ」人気 国内出荷新記録

【噂の真相・7月号】より
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【噂の真相・7月号】より

各メディアで「ビデオも大ヒット」と報じられたので、あらためて記すまでもないが、『ハリー・ポッターと賢者の石』のビデオ&DVDが5月に発売され、ビデオは約15万本を売り、DVDは国内新記録の148万枚を出荷した。全国公開作品の多くがビデオとDVDを併せても数万というご時世であるから、これは空前の大ヒット。もちろん、ビデオもDVDも2,980円(一部ではそれ以下)という安さだったのが、この数字をはじき出しているのは言うまでもない。
ただし、実はレンタル店の納入価格は大幅に異なり、ビデオは12,000円、DVDは8,000円だった。そのため、レンタル店から不満の声が上がっていたが、これだけの作品となると否が応でも仕入れざるを得なかったというのが実情だ。さて、これを「メジャーメーカーの横暴」と記すのは簡単だ。だが一方、大手レンタル店がレンタル納入価格の引き下げをメーカーに強要することもしばしばなのだ。それを顧みれば、どっちもどっち。結局、格段に高いレンタル納入価格に切実な不満を持ったのは個人経営の弱小レンタル店であろう。読者の方でまだ未見の方は、いきなり買わず、なるべく小さなレンタル店で借りていただくことをお願いする。

と最後は泣けちゃうような締めくくりのお言葉でむすんでくれています。

まあ、このとおりなワケですが、このときは弱小アップルとしては、この時もうちょっと情けない思いをいたしました。
それは、ワーナー・ホーム・ビデオの名前で「誓約書ご提出のお願い」という文書が来て、要はセル用の安いものをレンタルに使用するな、もししたら違約金として2倍の24,000円を徴収する、というものでした。

ただ、提出用の「誓約書」の文章が、大会社ワーナー・ホーム・ビデオにしてはちょっとお粗末で、内容は違約したらワーナーに違約金を支払いますという誓約書に署名捺印するわけですが、この誓約書の文面には宛名(誰に対して誓約するのか)が書いてありません。違約金を払うのがワーナーに対してでも約束するのがワーナーととは限りませんよね。もし誓約する相手がワーナーだったら、この「誓約書」はワーナーに提出して、管理もワーナーでやってほしいものです。でもこの「誓約書」はケッキョク、問屋に提出しました。もしかするとワーナーが問屋に「アヤシイ所からは誓約書を取って置け」と問屋に作らせたのかも知れません。

オヤジのぐちですが、僅かな本数しか仕入をしない小さく小汚い店ではこんな疑いもかけられて情けない思いもしている、というのをご報告いたしておきます。

ただし、ワーナー・ホーム・ビデオについては古いタイトルをレンタル用に(セル用の廉価版とは別に)安価で販売してくれるなど、映画にこだわる小さな当店としては有り難いメーカーと思っています。



さて、ビデオ「ハリー・ポッターと賢者の石」ですがパッケージには「レンタル専用」としか書いて有りませんが、さてレンタル使用料とは何なのかはいずれ書きますのでお待ちを。



「件名」は具体的に

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