ビデオ以外のアップル世間話双眼鏡noススメ」
双眼鏡(天体望遠鏡)で星空をみる
※専門家ではないので雑誌程度に読んでください。


星を見たくて、天体望遠鏡を買いましたが、デカイし、出先でのセットがいちいちタイヘンで、今ではケッキョク
双眼鏡で星を見ています
※文中、単に“星”と書いてあっても 星雲・星団 も含みます
私の愛用の双眼鏡
高級品はありませんが「ビクセン・アルティマ」は天体観測用として作られた物です。あとはバーゲン品ですが古くなっても、悪くはならないので今でも現役です。
双眼鏡は明るいものを買いましょう
手持ち使用では倍率は7、8倍位、小さくて倍率の高いものは、昼間でも視野が狭く、暗く、手ぶれも起きやすいので眼が疲れます。
ビクセン・アルティマ 10X42

7X42が最良だと思うのですが、7X50が既にあるので選んだ。現在の主力機。
本機と三脚アダプター、星座早見表を少し大きめのバックに入れて、クルマのトランクにいつもいれてある。
夜遅い商売ならではですが、帰りに星空が見事ならそのまま星見に出かれられるというわけです。

ひとみ径が4.2と若干、暗めですが光害の多いところでは見やすいといわれています。ボデイが小ぶりでもしっかりしているのでホールド感は良好です。
以前メインに使用していたニコン・7X50トロピカルというのは、ガッシリしてやたらと重かったため、これに変えたときはたよりなく感じましたが、慣れると十分しっかり作られていることがわかりました。

でも、ニコンの「7X50SP」、高価で手が出ませんが欲しいです。
Focas(ビクセン) 7X50

デパートのバーゲンセールで見つけ、4,980円で購入。惜しげがないのでラフに扱っていますが、堅牢で重宝しています。もともと普及型の双眼鏡だが手触りがとても良く、グリップ・ゴムの滑り止めも良い。

50o(対物レンズの口径)÷7(倍率)=7.1(ひとみ径)
ひとみ径7.1oというのは、人間のひとみがいちばん大きく開いたとき(暗い場所で20〜30分かかる)約7ミリということで、これいじょう明るくてもしょうがないが、これ以下では見えているものが見えない。というわけで、天体観測だけでなく、船舶その他の観測機として使われています。
ところが人間のひとみは年とともに小さくなり40才では6ミリ、50歳では5ミリまでしか開かなくなるとのこと。したがって、7倍の双眼鏡で最高の明るさを得るのには30歳ぐらいまでは口径50ミリ、40歳で42ミリ、50歳なら口径35ミリで十分ということらしいです。
信じたくない55歳。
オリンパス 7X35
川口市の量販店で3,490円だった。
双眼鏡はクルマにカーナビが付いていない頃、長距離ドライブの必需品でした。道しるべの交通標識を手前で確認するのに使用します。行き先を示す道標は肉眼で読める距離まで走るとレーンの変更に苦労したり、表記がわかりにくく戸惑ったりすることがあります。手前で左脇に寄せて停車し、地図で確認して目的地をめざした。今ではカーナビのおかげで地図と自車位置を同時に知ることが出来とても便利になりました。現在車載用は小さいミノルタの7倍をグローブ・ボックスに入れています。
このオリンパスはミノルタ以前の車載用でした。普及型で、星見にはレンズのキレがいまいちですがボディーがゴムでコーティングされて堅牢なのが取柄です。バイクで行くときは、これをバックにほうりこんでOK。
グローブ・ボックスにはやや大ぶりですが視野が広く明るいので一般実用には十分な性能です。
35(対物レンズの口径)÷7(倍率)=5(ひとみ径)
は天体観測には最小のクラスで、旅行用にも良いのですが、売れないクラスとみえて店頭にないのが難点です。
◎こんな具合にトランクに
「ツインピークス」のオマケで貰ったロゴ入りバックに「アルティマ10X42双眼鏡」「三脚アダプター」「マグライトと同型のサンヨー製ライト」「星図」「天文年鑑」が入っています。
奥にちょっと見える銀色は下で紹介する「ボーグ天体望遠鏡」のフクロ。その手前に見える黒のカメラバッグは車載常備のミノルタα707+24〜50o/4、70〜300o、135o/2.8、50o/2.8マクロ、3500xiストロボが入っています。右の黄色いフタの箱はクルマのパーツやら工具やらいろんなモノが。その前の棒はジッツオ(カミさん用)とマンフレッド(小生用)のカメラ用三脚で、双眼鏡用にもボーグ望遠鏡用にもご活躍。左にブラ下がっている銀色はアップルなどの商店で使う“ハンドハイパー”といわれるビニール袋です。ゴミの持ち帰りに使っています。

おせっかい 〔A〕 おせっかい 〔B〕
双眼鏡を買うときは(どんなものを選ぶか)

スーパー・マーケットやホームセンターなどで売っている小さくて高倍率のものは、視野が狭く対象を捉えにくい、暗く目が疲れる、手ぶれが起きやすく目が疲れる、などの難点があります。
バード・ウオッチングなど高倍率のものが良いように思いがちですが、三脚を使用しないで見るのでしたら、7から8倍で重量の軽い口径24ミリから35ミリ位のものが扱いやすいです。
スポーツ観戦も私の場合はモーター・スポーツと野球が主でしたので対象は明るいのですが、やはり速く移動する対象を捉えるには、視野の広い7から8倍で口径24ミリから35ミリ位のものが最適でした。

星を見るために使う双眼鏡は「ひとみ径」(※1)を考慮して決めなければいけませんが、レンズの基本性能も大事です。
星は月を除けば点にしか見えませんから、双眼鏡にとってシビアな対象です。レンズの中心も周辺部もちゃんと点に見えなければいけませんし、コントラストが悪いと星雲や星団が見えないこともあります。昼間、風景などを見るとそれなりに見えても、星を見ようとすると使い物にならない、といったものもあります。

双眼鏡は、基本的にはレンズとプリズムの組み合わせでシンプルな機材ですから、いまキチンとしたものを買っておいて、すぐ時代遅れになるということはありません。
25年前に買ったニコンの「7X24」の双眼鏡は、バード・ウオッチングをしている友人に譲りましたが現在でも現役で活躍しています。
最近、手ぶれ補正装置のついた双眼鏡(Canon)も店頭で見かけますが、今はまだ高価なこと、キャノンの手ぶれ補正装置は、写真雑誌等でかなり有効であることが評判になっていますが、やはり重いので実際に手持ちで長時間の星見には難があり、三脚使用の方が経済的(電池の心配もないし)。
安く、軽くなるまで待ちましょう。

※1:ひとみ径とは 、例えば「7X50」と双眼鏡に書いてあれば、50o(対物レンズの口径)÷7(倍率)=7.1(ひとみ径)ということで、
ひとみ径7.1oというのは、人間のひとみがいちばん大きく開いたとき(暗い場所で20〜30分かかる)約7ミリということなので、これいじょう明るくてもしょうがないが、これ以下では見えているものが見えない。というわけです。
ところが人間のひとみは年とともに小さくなるそうで、40才では6ミリ、50歳では5ミリまでしか開かなくなるとのこと。したがって、7倍の双眼鏡で最高の明るさを得るのには30歳ぐらいまでは口径50ミリ、40歳で42ミリ、50歳なら口径35ミリで十分ということです。

双眼鏡はプリズムの使い方でポロ式ダハ式とがあります。
ポロ式は上の写真のように接眼レンズと対物レンズがクランクのように真っ直ぐでないもの。ダハ式は真っ直ぐな望遠鏡を二つくっつけたような形のものです。
ダハ式は出っ張りもなくスマートに作れますが人間の目の幅以上には出来ないので、口径50ミリ位までしか作れません。
ポロ式は昔からよく見かける形ですが口径30ミリ以下のものは対物レンズを内側に着けて小さく作っています。
ただし、オススメは対物レンズが外側に開いた上の写真のような双眼鏡です。
人間の目は2つありますが、片一方をつむってしまうと距離感・立体感がなくなり平べったい見え方になって、ものを掴みにくくなります。
これは右目と左目の見え方の差で距離を測っているからです。人間の目の幅より広い双眼鏡の対物レンズは遠方のものも立体感豊かに見えて楽しいものです。望遠の効果で写真や映画では、距離感が圧縮されて前後が詰まった映像がありますが、ポロ式の双眼鏡なら月の表面のデコボコも立体的に見えるほどです。


双眼鏡を買うときは(どこで買うか)

星見用の双眼鏡は「ひとみ径」(※1)の適当なサイズを、いろんなメーカー(※2)の中から、自分の好みのものを選ぶとなると、品物がたくさん揃っているのは天体望遠鏡専門店カメラの量販店しかないでしょう。

※1:左欄参照

※2:店頭でよく見受けるメーカーは
カメラ・メーカーでは、ニコン、キャノン、オリンパス、ミノルタ、フジノン、
天体望遠鏡のメーカーでは、ケンコー、ビクセン、カートン、
輸入品では大変高価ですがカール・ツァイスなどがあります。その他天体望遠鏡メーカーのミードやミヤウチ外国メーカーのものが雑誌やカタログに載っていますが店頭ではあまり見かけません。

ホーム・センターなどで売られている小型で高倍率のものは、いろんな理由で薦められません。
ただし。ホーム・センターやデパートなどのバーゲン・セールでちゃんとしたメーカーのひとみ径の大きいものが、(売れなかったためでしょうか)極端に安価で売られていることがありました。そんなものを見つけたら「超ラッキー」と言って買いましょう。

つい買ってしまった天体望遠鏡だけど

メシェの天体を見たい、アンドロメダ大星雲を見たい、オリオン座の大星雲を見たい。と、はじめた星見なので双眼鏡が主力ですが、最初はわけが分からず店員の勧めるままに天体望遠鏡を買ってしまいました。
2階の物干し台にセットして、冬の深夜なので南正面にみえる「オリオン座大星雲(M42)」がそれは素晴らしい眺めで、毎晩のように眺めました。自分の家の物干しなので、終われば自転車用のカバーを被せておけばよいのです。
ところが周りが隣家で囲まれている我が家の環境では2階の物干し台から良く見えるのは「オリオン座大星雲(M42)」だけで、アンドロメダ大星雲(M31)やその他の星々は見ることができないのでした。
左のようなわけで
アンドロメダ大星雲(M31)やM51(子持ち星雲),M57(リング星雲)を見るのにはクルマで暗いところまで出かけなければならないのですが、
ところが、買ったときに入っていた箱はデカくて、とてもマイカーのトランクには収まりませんでした。
そこでケースを自作して、クルマで繰り出しましたが、実は、もっと、深刻な問題がありました。
ビクセン製150oニュートン式反射望遠鏡
立姿の写真が見つからないのですが太くてデカイです。(セクハラでは有りません為念)

天体望遠鏡を買うと大きなダンボールに入っていましたが、やたらとデカくて、とても当時のマイカー(ニッサン・パルサー)のトランクには収まりませんでした。
そこで、花用プランターを利用してケースを自作しました。
天体望遠鏡は
望遠鏡本体赤道義三脚の3ッつが大物。これを暗いところでも簡単にセットできるようにして、アイピースファインダーなどの小物は一つのプラケースにまとめることにしました。

ビクセン製、口径150ミリのニュートン式反射望遠鏡

専門店で、親切な店員さんに「星雲や星団を見たいのですが」と相談すると、強くすすめてくれたので購入。
でも、後で初心者にはまったく向かないことがわかる。
ホームセンターで売っているプラスチック・ケースが赤道義にぴったり。
もともと入っていた発泡スチロールを利用して。
このまま、三脚に取り付け、上に望遠鏡本体をビス2本で固定。暗いところでも工具いらずなのでOK。

暗いところでも、簡単にセットできるようになったものの暗い空は遠くまで行かないとないのでした。
「どうやらクルマに積めるサイズに」
暗いところでも、簡単にセットできるようになったものの暗い空は遠い。
足立区はイナカとは言うものの、やはり東京の一部ですから夜空が明るいのです。
アンドロメダ大星雲(M31)やM51(子持ち星雲),M57(リング星雲)を見るのにはクルマで暗いところまで出かけなければならないのですが、西新井からでは常磐高速で筑波山か、東北道で栃木へ行って標高のすこし高いところまで登るのが暗い空を得られる近場といえるでしょう。夜遅い仕事を長年やってきたせいで夜には強いのですが、往復の時間がかかるのが難点です(道は空いていますが)。
プランター(望遠鏡本体)、プラ・ケース(赤道義)、プラ・ケース小(ファインダー、アイ・ピース等)

トランクがいっぱい、デカさがわかる。
最大の難関とは
ケッキョクのところ...
望遠鏡で眺めて面白い(といわれている)天体
・月 ・・・明るいので口径の小さい望遠鏡でも十分。満月の時は平板に見えるので影がつく半月のときが良い。
・土星・・・輪ッカを持ったお馴染み土星は20〜30倍程度でそれらしく見えますが、ちゃんと輪のように見えるのは100倍程度からのようです。そして夜空の状態の良いときには輪の筋模様が分かるようになります。空気のせいか、なかなか写真のようにはシャープには見えないのですが、そこがまた神秘的。
・木星・・・木星は明るいので見つけ易いのですが四つの衛星の位置が毎晩のようにかわるのを眺めると言うのは、私的にはイマイチ。
・火星・・・火星の軌道は大きな楕円なので地球に近いときと遠い時があります。近いときが当然赤い模様がよく見えます。今度地球に一番近づく(大接近)のは2003年8月27日とのことです。空の良いときに見ると、ケッコウ不気味なので好きです。

メシェの天体・・・M何番とかいうやつで、フランスのシャルル・メシェという人が1771年から1784年に星雲や星団に通し番号をつけてくれました。この中から見たい天体がいくつも在るのですが、未だに見られないものが。
暗い場所まで出かけたものの、
ケッキョクのところ、
目的の星(星雲、星団)は、捜すのが大変だった

惑星は見つけ易いのですが、正直わたくしにはあまり興味はないのでした。
私の見たいのはメシェの天体の幾つかなのですが、これがなかなか見えません。

目的の星を望遠鏡の視野の中に入れることを「導入」などと言うようですが、この導入が最大の、深刻な、問題でした。
天体望遠鏡には“ファインダー”とか“ガイド・スコープ”といわれる倍率の低い小型の望遠鏡が付いています。鉄砲の上についているサイト・スコープの様なもので、覗いて十字線の真ん中に目的の星を入れて、主望遠鏡を覗けばOKというわけです。
星座早見などの星図を見て、ファインデーで導入すれば簡単に見えると思っていたのは、大間違いでした。

まず最初に星図と星空を見比べて、見当をつけてファインダーを覗くのですが、明るい星はともかく、大概のメシェ天体は遠く暗いので、小口径のファインダーでは文字通り見当しかつけられません。いま覗いている星がはたして目的の星なのか、いまいち確信が得られないのです。
それに、私はメガネの使用者なのですが、これも大問題。メガネをかけたまま全視野が見えるアイリリーフの長い望遠鏡用のアイピースは少ないのです。やはり、メガネを取って眺めたくなります。メガネを使用したときと使用しないときのピントの位置は違いますからやっかいです。コンタクトレンズが欲しくなるときです。

ただし、今では導入用のモータードライブとコンピュータのセットがだいぶ安価になってきましたので、こういったものを使用すれば解決されることと思います。
「思います」というのは私は実際に使ったことが無いので、実際に使うとまた別の問題があるのか、ないのか、わからないからです。
1992年秋ごろから星空を見るようになって、それから数年は毎月、雑誌を購入して天体観測に関する記事や望遠鏡のカタログを見たり、読んだりしました。
記事やいろんな人の体験談など読みましたが、導入に苦労した(している)話は、あまり読んだことが有りません。
私だけがおバカなのかも

雑誌には観測場所に関する記事もありません。夜中に人里離れた場所に数時間いることには身の危険を感じることもあるでしょう。読者の投稿で野犬に囲まれた話は読んだことがあります。女性ならなおさら危険なこともあるはずです。でもそんな記事は見かけません。女性の観測者は天文台にしか行かないのでしょうか。
安全に観測できる場所を教えてもらいたいものです。


でも、やっぱり、望遠鏡も欲しいので
トミーの天体望遠鏡 BORG76 結局、双眼鏡のサブ機としては、軽量で取扱いが手軽なトミーのBORG(ボーグ)を使っています。


10年ほど前(1992年から1993年頃)は、「天文ガイド」などの雑誌の広告でも、評価記事でも“ボーグ”とは初心者向けの、取扱いが手軽で、値段も手ごろな天体望遠鏡というイメージでした。
今、ここで紹介するためにトミーの“BORG”のホームページを見てみると、専門的なページやマニアックなページばかりですし、ボーグのラインナップも高級機が主流になっている様子で驚きました。

当時は口径も“76”と“100”ミリしかなく、ボディーがプラスティック、メーカーが玩具メーカーの「トミー」ということでしょうか、わたしも最初は眼中に無く、専門店の店員さんもけっして勧めてはくれませんでした。
しかし、でかい望遠鏡に辟易して双眼鏡派に転向してから、手軽な望遠鏡を探してみるとピッタリなのがこの“BORG76”でした。プラスティックのボディーは軽くサビの心配も無いでしょう。三脚は常にカメラ用の物がクルマのトランクに積んでありますし、本体も布製の袋に入れておけばかさ張りません。
天頂プリズムのいらないターレット式(というのかレボルバー式というのか)の接眼レンズも具合良く、倍率も簡単に変えられて便利です。
椅子に座って上から覗き込むので疲れずに観望できますが、直視式のファインダー使用時には変なカッコウを強いられます。


一番短くした状態で対物レンズは附属のキャップ、接眼レンズ部は分解せずにまとめてカミさんのシャワーキャップでカバー。

すっぽり入る袋をカミさんが作ってくれました。

というわけで、いつも“10x42双眼鏡”と共にクルマのトランクに入っています。


オススメの書籍、ソフト
参考にしたり、常備したり
※文中、単に“星”と書いていても 星雲・星団 のことです
「フィールド版スカイアトラス」
Erich Karkoschka
訳:白尾元理
監訳:村山定男
丸善株式会社
1,200円

◎星見には必携の本
どこに、何時、何が見えるか。何は、何処に見えるか。星の地図帳です。
拡大図がついてとても見やすいうえ、簡単なヒントもあり。
(例)M41:双眼鏡でも簡単に分解でき、小望遠鏡でも素晴らしい。肉眼でも数個の星を含む光芒のように見える。望遠鏡ではつまらない。

「双眼鏡で星空ウォッチング」
白尾元理 著
村山定男 監修
丸善株式会社
2,000円

◎双眼鏡での星見には本書と「フィールド版スカイアトラス」の2冊を持って。
双眼鏡の買い方から、見方まで。
天体写真に双眼鏡の視野7度のサークルが表示されていて実際の観測の参考になるかも。
かも、というのは実際にみえる星雲や星団は写真の様には見えませんので。
読んだり、天体写真を見るのが楽しく、双眼鏡を持って星を見に行きたくなる本。
「見ておもしろい 星雲・星団案内」
大野裕明 著
誠文堂新光社
850円

◎望遠鏡を購入するとき、どの程度の大きさのものが良いか、おおいに参考に。
大きければ、大きいほど良いけど、持ち運びと値段と兼ね合いで決めないとね。
この本は星図から、目的の星へのたどりかたが示してあります。
また、実際の見え方も同じ星を、例えばM57では6.5cm,K12.5mm,80倍、8cm,K12.5mm96倍、20cm,Or12.5mm,88倍、30cm,Or9mm,167倍
のように4種類を、しかも写真ではなく実際に見えたスケッチで示してあります。
観測には実用的な、参考書。
実視の際の見え方は下のCD-ROMがBESTですが望遠鏡を見え方で選ぶ参考にはこの本が最適。
「ビジュアルガイド・メシェ天体アルバム」CD−ROM付
株式会社アスキー
2,400円

◎本やCD-ROMに収録の天体写真がきれいなだけでなく、同時に望遠鏡や双眼鏡で見たときにどう見えるかを教えてくれる。私のような初心者には、非常に役立つ本。オススメ
この本は天体の写真もきれいで良いのですが、なによりCD-ROMが秀逸です。
望遠鏡や双眼鏡での実際の見え方を表示してくれています。
実際に天体をみると天体写真の様には見えません。写真は時間をかけて露光するため、光が蓄積されて淡い光もフィルムに感光されるので見事な姿に写りますが、眼で見るときはそうは見えません。
貧相にしか見えないものも多く、がっかりする方があるかも知れません。
でも、私は逆でその時見ていることが素晴らしいのです。しかし、写真と実物のギャップが大きく、はたして目的の星を見ているのかどうか、自信がなかったものです。
本書に附属のCD-ROMは実際に、この程度に見えるという画像を見せてくれますので、私のような素人観測者には非常に有り難い本でした。
これから天体観測を始める人には是非オススメ。

そして定番「ステラナビゲータ Ver.5」

販売元/株式会社アスキー
企画・制作/株式会社アストロアーツ
Windows 95/98/NT4.0/2000/ME/XP 対応ソフト
価格/12,000円(税別)

アストロアーツ〔ステラナビゲータ〕へ
3年ほど前に初めて購入したときは「Win95用98対応」というものでした。以来、楽しんでおりましたが2001年夏に「Ver.5」に買い換えました。

パソコン買ったら、やはりステラナビゲータは入れておかないとね。毎晩の「星空ガイド」や「プラネタリウム」は、お客さんに見せるとみんなビックリ。うらやましがられます。

※左のアストロアーツのページでは「ステラナビゲータ Ver.5」の体験版がダウンロードできます。試してね。
解説もそちらで見て下さい。




新潟県黒川村胎内平
空には雲がびっしり
1993年8月新潟県黒川村胎内平で行われた「星祭り」。金、土、日、3日間の開催で金、土と曇り空。雨が降り出すことも...。
私は晴れ男なのにどうしたことか。
土曜の晩も星は見えず、日曜日は夕方までの開催なので、あきらめて土曜の真夜中、帰郷の途につく。
新潟で高速道路に乗る頃、満天の星に気づく。

さっそく次のパーキング・エリアに入り、市街地でなく、むしろ山に近い高速出口を探す。「小出」というインターで降りて山の方へ向かう。しばらく登って空き地のようなところを見つけ望遠鏡をセット。素晴らしい星空で望遠鏡と双眼鏡を交互に、しばし楽しむ。

ところが、ですが、地図では先は行き止まりのはずなのがなにか施設でもあるのか、時々クルマが通るのです。そのうち通り過ぎてから停まってこっちを伺っているようなクルマがあったのです。気が付かないフリをして望遠鏡を覗いていたのですが内心はビクビクでした。むこうも暗い中でうずくまっているヤツがいるってんでいぶかしんだのかもしれませんが、この暗い中で襲われたら弱ったことになると思い、そのクルマが立ち去るのを幸いに、すぐかたずけて下の方まで下りることにしました。
高速入り口の近くまで下って、ある工場の脇の暗いところで双眼鏡で星見をすることにしました。でも、やはりクルマは通りますし、なにかあやしい振舞いをしているようで気がひけてしまい結局、あきらめて高速に乗りました。1時間に満たない観望でしたが星空の美しさには満足もしていました。

このときは、オマケで高速に入るとすぐに霧が出始め、「湯沢より通行止め」の表示が。手前の「塩沢石打SA」で仮眠がてら朝まで待ちましたがラチがあきそうにありません。結局、「湯沢」で高速を出て、20年ぶりに三国峠をこえることになりました。
会場ではたくさんの天体望遠鏡メーカーや機材メーカーが出品していて、実際に(星がでていれば)覗いて確かめられるという、うれしいイベント。
でも、ご覧のとおり雨まで降って。
SONYとNHKのブースでハイビジョンのデモンストレーションをやっていました。
ハイビジョンでみる「アラビアのロレンス」の画像のきれいなことに度肝を抜かれました。(ビデオ版の画像の悪さはなんとも情けない)




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