JUICE NEWTON

  
JUICE NEWTON

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JUICE NEWTON
ジュース・ニュートン
本名:ジュディス・ケイ・ニュートン
Judy Kay Newton
生年月日は日本版のライナーには未発表
なんぞと書かれていますが本国盤には
Born February 18,1952 in New Jersey and raised in Virginia Beach,Virginia
と書いてありました。
お生まれはヴァージニア州ヴァージニア・ビーチというところでしょうか。
女性ですから年齢を教えない日本盤は奥ゆかしいですね。

1981年「JUICE:夜明けの天使」から
ANGEL OF THE MORNINGは全米第4位
QUEEN OF HEARTSは全米第2位
になりました。
次のアルバム
「Quiet Lies」
もヒットして、日本ではホンダ車のTVコマーシャルでも使われました。
1975年:RCAからデヴュー
Juice Newton & Silver Spur」(日本未発売)
1976
After The Dust Settles」(日本未発売)
1977年:キャピトル移籍。
Come To Me
シルバー・スパー解散。
1978年:ソロ・デヴュー
 「Well Kept Secret」(日本未発売:以下 (未))
シングル「It's A Heartache」が全米ヒット
1979
 「Take Heart」(未)
1981
 「Juice」(日本盤:夜明けの天使)
1982
 「Quiet Lies」(日本盤:愛のサンシャイン)
1983
 「Dirty Looks」(未)
1984
 「Can’t Wait All Night」(未)
1985
 「Old Flame」(未)
1987
 「Emotion」(未)
1988
 「Trouble With Angels」(未)
1999
 「American Girl」(未)


Juice Newton
AND SILVER SPUR

COME TO ME

1977
Capitol ・EMI ・ST-11682

Side One
LOW DOWN AND LONESOME
COME TO ME
BACK DOWN TO LONELY
CRYING TOO LONG
WOULDN'T MIND THE RAIN

Side Two
GOOD LUCK BABY JANE
SAVE A HEART
FIRE DOWN BELOW
GOOD WOMAN AT HOME
YOU'VE BEEN AROUND

Produced by ELLIOT F.MAZER

JUICEの音楽を初めて買った。
新宿のカワセビル地下の輸入盤ばっかりのレコード店で購入。
髪の長さとジャケットの雰囲気でフォークソングを連想したが。
当時、輸入レコードだけでなく、ほとんどの輸入品は円高のせいで安価でした。
レコード盤や秋葉原で買うオーディオ製品、パーツなどが通常の半額ほどで買えたのでした。

ジャケットのイメージからフォーク・ソングを連想して買ったのですが、聴いてみたらばカントリー・ロックと言うようなものでした。
リンダ・ロンシュタッドなどカントリーの人はバラードのようなスローな曲も情感たっぷりで良いのですが、ジュースときたら、また格別でしみじみと歌って、その調子がこれまた優しいのでした。
いっぺんでマイッて一緒に売っていたけど買わなかった「Well Kept Secret」もすぐ買ってきたのでした。


日本製 Juice Newton
AND SILVER SPUR

COME TO ME

1977
東芝EMI株式会社 ECS-63024(1982発売)

Side One
IT'S A HEARTACHE
LOW DOWN AND LONESOME
COME TO ME
BACK DOWN TO LONELY
CRYING TOO LONG
WOULDN'T MIND THE RAIN

Side Two
GOOD LUCK BABY JANE
SAVE A HEART
FIRE DOWN BELOW
GOOD WOMAN AT HOME
YOU'VE BEEN AROUND

Produced by ELLIOT F.MAZER

オリジナル(輸入盤)に「IT'S A HEARTACHE」がおまけでプラスされています。
全体にスローな曲が多いのですが、テンポがはっきりしているのでドライブしながら聞くにはぴったりなのです。

JUICE NEWTON
Well Kept Secret

1978
Capitol ・EMI SW-11811

SIDE ONE
SO MANY WAYS
CLOSE ENOUGH
I'LL NEVER LOVE AGAIN
GO EASY
A LOVE LIKE YOURS

SIDE TWO
HEY BABY
TELL MY BABY GOODBYE
NO REASON
IT'S NOT IMPOSSIBLE
IF THERE COULD BE

Produced by OTHA YOUNG,JUICE NEWTON
and JOHN PALLADINO

カントリーの女性歌手はバラードをしみじみ歌うのが皆お得意のようで、リンダ・ロンシュタッドもエミルー・ハリスも良かったし、最近では大人気のフェイス・ヒルもカントリーのヒトですネ。
全体にアップ・テンポの曲が多いアルバムで、ドライブにぴったり。しみじみと聴かせる曲は相変わらず良。

JUICE NEWTON
TAKE HEART

1979
Capitol ・EMI ST-12000

SIDE ONE
SUNSHINE
JUST HOLDING ON
UNTIL TONIGHT
ANY WAY THAT YOU WANT ME
TEAR IT UP

SIDE TWO
YOU FILL MY LIFE
ONE STEP AT A TIME
SAN DIEGO SERENADE
THE DREAM NEVER DIES
LAY BACK IN THE ARMS OF SOMEONE

Produced by OTHA YOUNG


ともかく「UNTIL TONIGHT」は傑作です。
レコード盤が擦り減るほど聴きました。というのはウソで
カセットテープにダビングして
カーステレオでテープが擦り減るほど聴きました。

JUICE NEWTON
Juice

1981
東芝EMI株式会社 TOCP-3500(CD:1998)

ANGEL OF THE MORNING
SHOT FULL OF LOVE
RIDE 'EM COWBOY
QUEEN OF HEARTS
RIVER OF LOVE

ALL I HAVE TO DO IS DREAM
HEADIN' FOR A HEARTACHE
COUNTRY COMFORT
TEXAS HEARTACHE
THE SWEETEST THING
(I've Ever Known)

Produced by RICHARD LANDIS

CD日本盤「夜明けの天使」

SHOT FULL OF LOVE」は傑作です。
CDが擦り減るほど、聴きました。
と、言うのはウソで(CDは減らないので)
カセットやMDが擦り減るほど聴きました。

Juice Newton
Quiet Lies

1982
東芝EMI株式会社 ECS-81500

Side A
HEART OF THE NIGHT
LOVE'S BEEN A LITTLE BIT HARD ON ME
BREAK IT TO ME GENTLY
LOVE SAIL AWAY
I'M DANCING AS FAST AS I CAN

Side B
I'M GONNA BE STRONG
TRAIL OF TEARS
ADIOS MI CORAZON
FALLING IN LOVE
EVER TRUE

Produced by RICHARD LANDIS

ジュースが歌っている姿を見たのは、当時「ベスト・ヒット・USA」という番組がありまして、土曜の晩に小林克也さんのパーソナリティーで放送されておりました。この番組のカウントダウンのコーナーで「LOVE'S BEEN A LITTLE BIT HARD ON ME」をジーンズ姿で歌うジュースを見たのです。スタジオ・ライブのような感じのビデオで、バンドをうしろにしたがえて歌う姿のカッコよさ。カントリーのヒトだからさすがにジーンズは似合うよね。

JUICE NEWTON
GREATEST COUNTRY HITS

1990
CURB RECORDS D2-77367

THE SWEETEST THING(I've Ever Known)
BREAK IT TO ME GENTRY
QUEEN OF HEARTS
ANGEL OF THE MORNING
HEART OF THE NIGHT
SUNSHINE
RIDE 'EM COWBOY
STRANGER AT MY DOOR
LAY BACK IN THE ARMS OF SOMEONE
IT'S A HEARTACHE

ヴァージン・レコード店にあった輸入盤


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というわけで
現在、日本で買えるCDは
東芝EMI株式会社 TOCP-3500
ジュース・ニュートン/夜明けの天使」だけ
とは、
悲しい。

1980年頃のレコード雑感
1980年頃と言えば輸入盤がやたらと安くなって、お店の在庫も相当に増えてきたころでした。価格が日本盤(2,500円〜2300円位)に比べ安く、新譜でも1,680円から1,280円位(人気や著名度によっての差でしょう)、新譜でなくさらにマイナーなものは1,000円などというコーナーにあったりしました。盤質は日本盤に比べると大体が薄くて若干、あるいは相当悪いものでした(薄いものは材質が軟らかくソリやすい)が、音質は微妙でした。良かったり悪かったり。

日本のLP、CD盤は製造に際して音の部分に各リミッターを使用して安全度を高くしています。例えば、レコードに2,3Hzの信号が混じっていると、スピーカーは(アンプが再生の信号をSPに送れば)ゆっくりでも大きい動きを繰返し、音全体を汚すしSPも傷むなど悪影響があると言うわけです。そこで人間の耳に聞こえない超高音と超低音は始めからカットして記録してあるのです。
人間の耳に聞こえないからと言ってカットしても音質に影響ないかというと、やはりそんなことはなく、例えばスーパー・トゥィーターという聞こえない程の超高音を再生するSPを追加してやると音に奥行きが出たり、艶が加わったりと違いのあることが言われています。

輸入盤はというと、考え方の違いか単にコストの問題か、リミッターを使用していないものが多かったのでした。またアンプにもサブソニック・フィルターなどのようにSPに悪影響のある極低音域をカットする機能がついているものもありました。
また、ダイナミック・レンジ(小さい音から大きな音までの差)が極端に広いものもありまして、カートリッジによっては再生しきれないというほどのものもありました。
良い音質の例ではありませんが、再生がムツかしかった例ではロッド・スチュワートの「ATLANTIC CROSSING」のB面(このLPではA面を First Side、B面を Slow Sideとよんでいた。CDには当然ない)1曲目「I Don't Want To Talk About It」のイントロ部分でギターの高い音が裏返るところをちゃんと再生できないカートリッジも多かったのです。もちろん日本盤はどのカートリッジでもきちんと再生できました。

そんな訳で、逆に輸入盤の中にはとんでもなく良い音質のものがありました。雑誌などの評価で録音が良いなどと書かれていると、日本盤が良いなら、輸入盤はもっと良いかも知れないという期待もあって、値段も安いし、迷うところでした。日本盤は(今のCDもそうですが)オリジナル盤にないオマケの曲が追加されてたりしますし。クラシックのドイツ・グラムフォンなどはいかにも音質が良さそうですが値段が日本盤とあまり変わらないのでした。

輸入盤の中にはいわゆる「海賊盤」というのもありました。正規にリリースされたものではない、例えば何処かでのライブを録音したものをレコードにしてしまってものや別テイクでレコードに採用されなかったものを集めたもの。これらはファンにとっては嬉しいものですが、中にはただの正規盤のコピーもありました。ひどいのは1曲足りなかったりしました。

今では海賊版というと連想するのは「不正にコピーされたもの」ですが、当時は別テイクなどを集めたものというイメージが強かったと思います。
ホンダN360に乗っていた頃、カーラジオでFENを聞いていましたらヘンなビートルズが次々と流れるので聞いていましたら、どうやら海賊版の特集のようでした。そしてそのうち「ヘイ・ジュード」のライブ録音だナァとおもっておりますと、最後のところがなかなか終わらないのでした。レコードでも終わらないで「All You Need Is Love」が交じったりしましたが、あれが延々といろんな曲が間に入って続くのでした。どれぐらい続いたかわかりません。20分かそれ以上か以下か、ともかく終わらないでフェード・アウトして聞こえなくなりますが演奏は続いているのでした。
そして数曲の後、こんどは「Hello,Goodbye」がかかりますと、これまたさいごの「ウンチャ、ウンチャ」が延々と続くのでした。ライブですから、その間会場では、なにかやっているのかもしれませんね。

ベスト・ヒット・USAの小林克也さん
「ベスト・ヒット・USA」のほかに「Tokio Rock TV」もありまして、この番組で「ザ・ナンバーワン・バンド」のビデオ・クリップを紹介したことがありました。
「野球小僧」と「茅ヶ崎は今日も黄色い」の2曲が紹介されましたが、そのとき以下のテロップが流れました。
「 MY DEAR 克也様 残暑御見舞申し上げます。最近、ベストヒットUSAの放送がないので心配しています。今後のご活躍をお祈りして、ここに謹んでナンバーワンバンドの新曲をお届けします。-TokioロックTVスタッフ一同 」
「ザ・ナンバーワン・バンド」は小林克也さんが主宰するバンドの名前
ヘビメタ風にはじまる「野球小僧」はその昔、灰田勝彦と言う人がヒットさせた曲で、ビデオはたぶん戦争で亡くなった沢村投手のことをモチーフに作られたのでは、と思われる作品。
「茅ヶ崎は今日も黄色い」はだれとかの「どこそこは今日も雨だった」のパクリですが、その内容を大幅に変えたもの。克也さんが泣いている。
共にビデオ・クリップはとても○○な出来なので、チャンスがあったら是非見て、友達に自慢しましょう。



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