近作世間話
「新作」として紹介したものですが、時期が過ぎて「新作」でなくなったものです
話題作は雑誌などで紹介がありますが、、実際にみてみたら?
アップル会員のお言葉の要約 
  

ドリヴン 2001年:アメリカ
監督:レニー・ハーリン
脚本:シルベスター・スタローン
出演:シルベスター・スタローン、キップ・パルデュー
クラッシュ・シーンは多いのですが全体にあまり深刻にならないのでどなたでも楽しめる作品になっています。

映画のタイトルに「アイルトン・セナに捧げる」とあるのを、どなたかが「セナはF1だから違う」と言っていましたが、これは小さく分けたカテゴリーのことではなく、スピード・レースに命を懸けているレーシング・ドライバーという世界で、レース中の事故により惜しまれて亡くなったセナに「レース映画」を捧げるというのは間違いではないでしょう。
#20337
デュエット 2000年:アメリカ
監督:ブルース・パルトロウ
出演:グウィネス・パルトロウ、ヒューイ・ルイス、
いろいろなことで、いろいろなことに疲れてしまい、自分の居場所を見失ってしまったセールスマン(ポール・ジャマッティ)はひょんなことでカラオケにハマってしまう。というところから6人の男女のカラオケにまつわるお話が始まる。皆が目指すのは「 SUPER KARAOKE 」という優勝賞金5,000ドルのカラオケ大会というのは店長は笑っちゃうほど驚きました。
グウィネスの歌は可憐で「アイドルを探せ(#0426)」のシルビー・バルタンを思い出しました。懐かしいキム・カーンの「ベティ・デイビスの瞳」と“パパ”ヒューイと「クルージン」をデュエットします。
店長は「カラオケ」をやりませんが、カラオケは“その気になって”というのが良くわかる映画です。そんなところをマリア・ベロが見せてくれます。でも、脱獄囚で優勝候補のレジー(アンドレ・ブラウアー)はカラオケ大会なのにアカペラで歌っちゃうというのは、アメリカ人はこだわりがないんですねぇ。
6人の中で、一人歌を歌わない、人は好いけどちょっと情けないタクシー・ドライバーのスコット・スピードマンがかなりイイです。昔の小学校の先生に「おちこぼれ」とか「この世はドブまみれよ」とかいわれて、とっても傷ついてしまうキャラクターを好演。

監督はグウィネスのお父さんとのことですが、上手です。
オススメ
DV1159
TICKER
ティッカー
2001年:アメリカ
監督:アルバート・ピュン
出演:トム・サイズモア、スティーヴン・セガール、デニス・ホッパー
副題に「スティーヴン・セガール・沈黙シリーズ」なんて書いてありますがどうなんでしょうか。「沈黙シリーズ」というのが“セガール”が出ている映画という意味なら当たっていますが。
それにしても「沈黙」の最初は「沈黙の戦艦(原題:UNDER SIEGE(#10305)」でしょうが、それ以来セガールの映画は皆「沈黙」ですか。それにしては「UNDER SIEGE 2」の「邦題:暴走特急」は“沈黙”が付いていないのは何故なんでしょう。

ともかく、この映画の主役はトム・サイズモアです。
とはいってもセガールも爆弾処理班のチーフになって活躍します。ただし、いつものマーシャルアーツはナシ!。
トム・サイズモアは名バイプレーヤーだと思いますが、「H.D.&マルボロマン」の流暢な雰囲気の実はヘンな日本語をしゃべる悪役実業家や、「パッセンジャー57」の調子もいいけど人もイイという役の頃は痩せていたのに、何時の頃からか「救命士」ではもうずんぐりしていて、ずっと存在感が増していました。「プライベート・ライアン」「パール・ハーバー」の古参兵もぴったりですね。

“沈黙シリーズ”という売り方は大いにギモンですが、映画は面白いので見てね。
#20333
犯罪心理鑑定人 2001年アメリカ映画
監督:グレゴリー・ギラス
出演:ポリーナ・ポリスコワ、ラリー・ドレイク
35人を殺害した殺人鬼(ラリー・ドレイク)が逮捕され病院へ送致された。犯罪心理鑑定医のマギー(ポリーナ)は、この殺人鬼の精神鑑定を依頼されるが、ハマリ役のラリー・ドレイク殺人鬼は病院長のユルゲン・プロホノフをあっさり殺して脱走を図るのです。事態を察知した警備主任が施設を完全に封鎖してしまったために、あわれ美しいポリーナは怖いラリー・ドレイクに追いまわされるハメになってしまうのです。
ポリーナ・ポリスコワも1989年の「彼女のアリバイ(#4469)」に比べれば、もはや子持ちの女医さんですからミニスカも水着もありませんが相変わらずきれいです。
それにしてもラリー・ドレイクは怖いですね。「ダークマン」
の殺し屋も良かった(?)ですが「Dr.ギグルス(#10491)」での不気味な笑顔でホラー・キャラクターとして決定付けたといえるでしょう。
顔だけでホラー映画になっちゃう俳優は最近いないのでラリー・ドレイクさんは貴重でしょう。
#E010006
 
タイトル 雑談 棚番
RED SHADOW
赤影
2001年:監督:中野裕之
出演:安藤政信、奥菜恵、麻生久美子、村上淳
とても軽いけど、面白いです。軽すぎて、これを劇場で、きちんと見るのはつらいかも知れません。
ビデオで、お菓子でも食べながら。あるいは友達や家族で、わいわいいいながら見たら、きっと楽しいでしょう。

この映画は女優さんが皆、魅力的に撮れています。中野監督の手腕でしょうか。
(女優さんが可愛く撮れていれば店長の評価は甘い)
軽いギャグは空回りせずに出てきますし、話も荒唐無稽なので、細かいことは言わずに楽しみましょう。

ビデオはオススメで、お正月はみんなで見ましょう。

題名の“RED SHADOW”は“AKAKAGE”で良かったのではないでしょうか。“RONIN”“DENGEKI”の時代なのですから。
(M氏)時代劇と思って見たら、格好は時代劇なのだが中身は...今のギャグだし、やってることもムチャクチャだし、時代劇だと思って映画見に行ってソンした。
2002.01.11
レンタル
スターリングラード 2001年アメリカ・ドイツ・イギリス・アイルランド合作
監督:ジャン=ジャック・アノー
出演:ジュード・ロウ、エド・ハリス、レイチェル・ワイズ
1942年のスターリングラード。ドイツ軍の前に無作為に突撃を繰り返すロシア軍は陥落寸前にまで追い詰められていた。指導者の名を冠すこの町を敵に渡すまいと乗り込んできたのがフルシチョフ(ボブ・ホスキンス)であった(「13デイズ」でも出てきた懐かしい名前だ)。
そのころ、ひょんなことで射撃の腕を見込まれたヴァシリ(ジュード・ロウ)は名狙撃手としてプロパガンダに利用されロシア軍のヒーローとなる。政治士官の思惑は当たりロシア軍の士気はあがり、持ち直す。そこでドイツ軍は名うての狙撃手ケーニッヒ少佐(エド・ハリス)を送り込むのでした。さあ、狙撃兵同士の一騎打ちとも言える戦いが始まります。
と言う映画で、実話のようなのですが緊張感のあるドラマに仕上がっています。
オススメ
#20314
キャスト・アウェイ 2000年アメリカ映画:監督ロバート・ゼメキス
出演:トム・ハンクス、ヘレン・ハント
みなさん、火のおこしかた位覚えておきましょう。この方法でも間違いではないけど、ただエラク大変なのを見ておきましょう。
オススメ
#20307
ハンニバル 2001年アメリカ映画:監督リドリー・スコット
出演:アンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーア、レイ・リオッタ
ハンニバル・レクターの怪物ぶりが良く描かれています。
この映画を劇場で見た人の評判は「イマイチ」というのも在ったのですが、ビデオでもそんなことを言う人が居て、聞いてみると「FBI特別捜査官クラリス・スターリングがジョデイ・フォスターじゃないからだ」と言うのが主なところでした。
でもねぇ。「羊たちの沈黙」ではクラリスは未だインターンの学生で、冒頭のシーンでエレベーターに乗るとみんなデカイ人間だったり、と強調されていて、未熟なクラリスが危険な犯人と対峙するスリルが映画のクライマックスでした。もちろんレクターの脱走シーンも中盤のクライマックスですが。
でも今度のクラリスは一人前の女としてレクターと対峙するのですから、演技的にはジョディ・フォスターで問題ないでしょうが、意図的にクラリスのイメージを大人の女に変えるため配役を変えたのではないでしょうか。
そういう意味ではジュリアン・ムーアはよく出来ていると思います。

すごい映画です。
それにしても、レイ・リオッタはなんとも可愛そうな役をやらされています。また、似合っているから可愛そう。
オススメ
#20312
東京攻略 2000年香港映画:監督ジングル・マ
出演:トニー・レオン、イーキン・チェン、ケリー・チャン、遠藤久美子、阿部寛、仲村トオル

日本人キャストも皆よくやっています。ひと安心。監督さんはクリスマスみたいな名前の人ですね。
東京でこんな映画が出来るなんて。日本映画ガンバッテ。
オススメ
#20306
モンキー・キング
西遊記
2000年香港映画:監督ピーター・マクドナルド
出演トーマス・ギブソン、バイ・リン、ラッセル・ウオン

バイ・リンの観音様はミニスカートで現れたりして、モッタイナイ御姿をみせてくれます。バイ・リンさんは「ワイルド・ワイルド・ウエスト」でTバックのきれいなオシリを見せてくれています。アア、モッタイナイ。
この映画で孔子がどういう人なのか分かってしまいました。?
オススメ
#D090014
61* 2000年アメリカ映画:監督ビリー・クリスタル
出演:バリー・ペッパー、トーマス・ジェーン
1961年、N.Y.ヤンキースのロジャー・マリスとミッキー・マントルはメジャー・リーグ史上最も神聖な記録、1927年にベーブ・ルースが打ち立てた1シーズン60本本塁打に挑もうとしていた。
記録を破ろうとするとさまざまなプッレシャーが挑戦者を襲うものですが、マリスは生真面目な性格で愛想も良くないためマスコミの評判悪く外側からのプレッシャーとも戦うはめになります。
と言う話ですが、さすがに優しいビリー・クリスタルですから嫌なことはマスコミに集め、チームメイトとの友情とプラスマイナスで相殺してさわやかな感動作に仕上げています。
「夢を生きた男:ザ・ベーブ」(1991年:監督:アーサー・ヒラー、出演:ジョン・グッドマン#8996)では、“アメリカ国民に最も愛された男”といわれながら、落ち目になったときの周囲と野球ファンからの冷たい仕打ちを、怒りと悲しみを合わせて描いた映画になっていましたので、見終わった後さわやかにはなかなかなれませんでしたが、「61*」は安心してご覧下さい。
マリス役のバリー・ペッパーは「プライベート・ライアン」で狙撃銃を持つ兵隊を演じていました。への字の口とギョロ目が意志の強い男を演じるのに良い顔です。
マントル役のトーマス・ジェーンは「ディープ・ブルー」で真面目なダイバーを演じていました。一匹狼のダイバーなど、ともすると破天荒でふざけたキャラクターに演出してしまいがちで映画自体を軽くしてしまいますが、この映画では真面目さで引き締めていました。
野球が好きな人とかバリー・ペッパー好きにはオススメ
#B0214

クリムゾン・リバー 2000年フランス映画:監督マチュー・ガソヴィッツ
出演:ジャン・レノ、ヴァンサン・カッセル、ナディア・ファレス

渋いジャン・レノは相変わらずの無精髭。ブルース・スプリングスティーンに似た新任警部補。アラン・プロストに似た憲兵隊長。
グロテスクなところも長すぎないので、良質。
オススメ
#20301
ザ・ウォッチャー
2000年アメリカ映画:監督ジョー・シャーバニック
出演:キアヌ・リーブス、ジェームズ・スペーダー、マリサ・トメイ

キアヌ・リーヴスのキャラクターをうまく利用したサスペンス。
本当に死んだのは犯人なのか?オススメ
#20302
ユリョン 1999年韓国映画:監督ミン・ビョンチョン
出演:チェ・ミンス、チョン・ウソン、ソル・ギョング、ユン・ジュサン

なかなか見ごたえのある、見事といえる作品です。
日本映画よ、ガンバレ。
オススメ
#20303
バーティカル・リミット 2000年アメリカ映画:監督マーティン・キャンベル
出演:クリス・オドネル、スコット・グレン、ビル・パクストン

救助隊に参加してくれる女性はディナ・メイヤーかと思ったら別の人だったのですね。
ただの山岳救助と兄妹愛の映画だと思ったら、復讐劇もあってニトロのスリルもあって、スリル満点の娯楽作品になっています。
オススメ
#20294
ギャラクシー・クエスト 1999年アメリカ映画:監督ディーン・バリソット
出演:ティム・アレン、シガニー・ウィーバー、アラン・リックマン

軽い内容のお気軽コメディでも、まじめに上手に作れば、感動を呼び起こす素晴らしい作品になるというお手本のような映画です。
店長としては今月のBESTです

日本映画には本当にガンバってほしいと思う。楽屋落ちのような作っている方だけが楽しんでいるのではダメなのです。映画を見ている観客も楽しませねばプロとは言えません。社員旅行がいかに楽しくても、ハンディカムで撮ったムービーをよその会社の人にお金を取って見せてはいけません。

仲間のようになって、お追従のように、あいまいに褒めてしまう日本の評論家たちにも責任はあるでしょうが、プロならば作品(商品)を見れば判るはずです。
日本映画の製作者は良い映画をたくさん見て、真似をしてでも見る側が楽しめる作品を作って頂きたいと思います。
オススメ
#20297
13デイズ 2000年アメリカ映画:監督ロジャー・ドナルドソン
出演:ケビン・コスナー、ブルース・グリーンウッド、ディラン・ベイカー

「スカンクワークスの秘密」というロッキードF-117(ステルス戦闘機)を作ったロッキード社の技能頭脳集団スカンクワークスのリーダー、ベン・リッチの書いた本は、この映画に登場する、(スカンクワークスが作った)U-2偵察機についても明細に成り立ちやらいきさつやらが書かれております。この後SR-71の時代まで冷戦時代の背景が表から見たのとは違う視点で見ることが出来ますので、飛行機ファンならずとも、この時代に興味のある方にはおすすめします。
われわれがTV・新聞などマスコミから得られる情報は政治的に完全に操作されたものであることが書かれています。マァそれは政治的にあたりまえのこととも言えますが、あらためて納得出来るような本です。
映画はこの事件の緊張を上手に描いています。
オススメ
#20289
ザ・セル 2000年アメリカ映画:監督ターセム
出演:ジェニファー・ロペス、ヴィンス・ボーン

ビジュアル的には宣伝ほどではないが、サスペンス映画として誘拐された女性が助かるかどうか興味をひかれる。
ただ「羊たちの沈黙」ほどのスケールやサスペンスは有りません。
ビジュアル的には宣伝ほどではないとは言いましたが、これはビデオがスタンダードサイズ画面だという事も有るかも知れません。宣伝でビジュアルを謳うのでしたら劇場公開したものと同じものをリリースすべきでしょう。
最近ワイド画面のリリースが少なくなったように思います。ワイドが見たけりゃDVDを買えってか。

それから、精神の内面の映像があるわけですが、普通ではない人間の内面にしては整然としすぎているように思います。
医学的な考察もあるのかもしれませんが、映画なのですから「いかにも」と思わせるものを作ってほしかったです。
まぁまぁオススメ
#20292
アンブレイカブル 2000年アメリカ映画:監督M.ナイト・シャマラン
出演:ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン

なるほど、そうだったのか。
こんな手があったか。マイッタ。
オススメ
#20296
ゲット・ア・チャンス 1999年アメリカ映画:監督マレク・カニエフスカ
出演:ポール・ニューマン、リンダ・フィオレンティーノ

リンダ・フィオレンティーノさんは85年の「ガッチャ」(監督ジェフ・カニュー:共演アンソニー・エドワーズ:#0282)でカッコイイ(痩せてた)女スパイをやっていましたし「メン・イン・ブラック」でも活発で危なっかしげなお嬢さんを好演してました。
オススメ
#20295
プルーフ・オブ・ライフ 2000年アメリカ映画:監督テイラー・ハックフォード
出演:ラッセル・クロウ、メグ・ライアン、デイビッド・モース
「誘拐身代金保険企業」の人質交渉人の活躍。
ラッセル・クロウは真面目そうなキャラで役にあっていてとても良い。
メグ・ライアンはちょっと薹が立ったか。
ともかく、映画は面白い。
オススメ
#20291

     

ヒマラヤ杉に降る雪

1999年:監督スコット・ヒックス
イーサン・ホーク、工藤夕貴、マックス・フォン・シドー、
(物語)1954年殺人事件の裁判で、被告は日系人の漁師ミヤモト。第2次世界大戦直後で反日感情の高い中で事件は起こり、裁判も行われる。
*ドラマらしい落ち着いた調子のテンポで話が進んで行き、カメラも演技もやり過ぎでない感じで良い。子供時代の楽しさは、みんな美しく哀しい。そんなことが良く描かれている。話が淡々と進んでゆくので、2度3度と見ると良いのかも。

イーサン・ホークのお父さん役でサム・シェパード(※)が久しぶりでカッコイイ役をやってます。この人は「ライト・スタッフ」で不屈のカッコイイ役をやっていたのに他ではたいがいカッコ悪いというか情けないような役が多いんですね。劇作家としてはピューリッツァー賞やオビー賞を貰ったりしてるのに。

戦時中の日系アメリカ人強制収容所を描いた映画にアラン・パーカーの「カム・シー・ザ・パラダイス」(邦題:愛と哀しみの旅路:出演デニス・クエイド、タムリン・トミタ)。田舎町での出来事「日本人の勲章」。戦後まもなく、ある田舎町に片腕の男(スペンサー・トレーシー)がやって来ます。その男は戦死した戦友(日系人)の勲章を両親の住むこの田舎町に届に来たのです。ところがこの町を探しても、日本人はどこにもいなかったのです。調べてみると・・・。サスペンス映画としても面白いし、役者揃い。

差別や偏見を裁判を通じて描いた傑作に「アラバマ物語」(1962年:監督ロバート・マリガン:主演グレゴリー・ペック)があります。モノクロの映画ですが是非ご覧下さい。
※サム・シェパード:1943年イリノイ州生まれ。劇作家として、1966年「シカゴ」「イカリュスの母」「レッドクロス」の3部作でオビー賞受賞。俳優として映画デビューは1978年「天国の日々」(テレンス・マリック監督、共演リチャード・ギア)。
1978年には「埋められた子供」でピューリッツアー賞受賞。戯曲界のアカデミー賞といわれるオビー賞はDVD版「ライト・スタッフ」のキャスト紹介でナント「10回以上受賞」と書いてある。ちゃんと数えず10回以上というのがスゴイ。
#XXX

マーシャル・ロー
マーシャル・ロー
1998年:監督エドワード・ズウィック
*事件が次々起こり、最後に正義が勝つのが良い。
*デンゼル君の映画だ。*ブルース・ウィリスはなんでもできる、名優だ。
マーシャル・ローは邦題(戒厳令)、原題は THE SIEGE(包囲)。セガールの「沈黙の戦艦」は UNDER SIEGE でしたね。
#20199

セイヴィア

1998年:監督ピーター・アントニエビッチ 製作オリバー・ストーン
デニス・クエイドが扮するアメリカ軍将校がテロで家族を失い、過去をすてるため外人部隊に入る。そしてボスニア紛争に従軍して非人間的な戦いを見るうちに、徐々に自分の人間性を取り戻してゆく。
*オリバー・ストーンらしい真面目な戦争映画。*画面の色調も落ち着いていて映画にマッチしている。*暗い。

民族紛争というのは通常いう戦争より悲惨だ。と、思うのだがどうなのだろうか。この映画ではボスニア紛争の背景などは描かれておらず、日本にいる私達はNEWSなどでも、セルビア側とクロアチア側のそれぞれの言い分や情報がまったく食い違っていてどうなっているのか判らない状態ですが、互いに憎みあい、憎しみを持って殺す恐ろしい光景が描かれています。

暗い映画と言った人もいましたが、店長は暗いというより静かな映画という印象を受けました。音楽がまたポルトガルのファドににていたため暗い印象になったのかも知れません。
#C0903

U.M.A./
レイク・プラシッド
8.11レンタル

1999年:監督スティーブ・マイナー
メイン州のレイク・プラシッドでダイビング中の男が胴体をまっぷたつに食いちぎられる事件が起こった。
*ビル・プルマンとブリジット・フォンダが主演しているのに上映時間82分と言うのはTV特番なのかしら。それにしてはおもしろすぎる。でも田舎町だけでの話しだし、そうなのかも。と思っていたら「デラックス版」として売り出されたDVDはなんと115分でした。聞くところでは日本の劇場公開時も82分版だったそうです。どうなってんでしょうか。(みたいなァ)

ブリジット・フォンダが可愛い。最初は都会ッ子のためいやみばかり言う娘。目の前で人が喰われた、その後の呆けた顔。それがだんだんとビル・プルマンに「楽しそうだな」などといわれてしまう可愛さ。ファッションも普通の娘らしくてとっても良い。
オリバー・プラットも相変わらずマニアックな人間(ワニ好きの百万長者)を演じていますが、「アンドリュー」でもマニアックな役でした。保安官役の人も、ココロ優しいおばあさんも、それぞれ良い味出してました。

このように、この映画は役者のキャラクターが良く描かれている上に、上映時間の短さで話が早く、ラストも変。巨大ワニも可愛いところが有ったりする。
とても面白い映画なのでレンタルおすすめです。
(追)10/6レンタルの「クロコダイル」もエッチで良いのですが、映画はこちら「レイク・プラシッド」がだいぶ上です。
#20187

クロッシング
1999年:監督マーク・L・レスター
ジャケットがマチガイではないが、バチガイなのでいまいち借りる気がしないが、見てみるとなかなか面白い。「セブン」ほど重くはないので気軽に見てね。☆ビデオはジャケットのとんちんかんが多いので、レンタル屋さんは大弱り。レンタル屋さんにあたるのは止めましょう。
最近では「フリー・マネー」チャーリー・シーン、ミラ・ソルビーノ、マーロン・ブランドのハードなアクション映画のハズが中身は軽快なコメディ映画だから役者などはどうでも良い足立区民は怒りました。けっこう面白かったのに・・・。
#XXX

ワイド版
レイダース 失われたアーク
1981年:監督スティーブン・スピルバーグ
待ちに待った、ワイド・バージョンがリリースされました。「 レイダース」を見た事がある人はぜひ見てね。「レイダース」を見た事なかった不幸なひともいきなりワイド版を見る事で救われるでしょう。
#0113

ディープ・シー20000

1997年:監督ロッド・ハーディ
*おなじジュール・ヴェルヌ原作でも1954年ウオルト・ディズニー制作、リチャード・フライシャー監督、出演カーク・ダグラス、ジェイムス・メイスン「海底20000マイル」の方が格調も高く、ノーチラスの外側内側、その他のデザイン、設定、演出すべてに勝るので、この版を見たほうが良い。
さらに、やはり同じ原作の「悪魔の発明」1957年カレル・ゼーマン監督の版は他にない特殊な映画(人間が作った船や機関車、飛行船、銃、自転車といった無機質なものはアニメーション、人間、鳥、波など自然のものは実写。それを合成した手の込んだ作品)ですから、これは見る価値があります。
*両作とも夏休みにお子さんとご覧になることをすすめます。
*「ディープ・シー20000」は見てもいいけど見なくてもいいかも。
#XXX

梟の城
1999年:監督 篠田正浩
映画はそれなりに良く出来ていると思いますが、まじめな篠田監督にはミスマッチと思ってしまう作品。売るほうがアクション映画。で、見るほうもアクション映画のつもりですから見終わった後で「がっかりした」というのもわかります。
篠田監督ならば原作から人間男女の愛憎を中心に話しが進み、100分位の作品にすれば、アクションはコレくらいでも十分良い映画が出きると思うのですが。歴史を面白く読ませる司馬遼太郎の原作ということでリキが入ったのでしょうが、司馬小説中期までの作品では理屈っぽくならず面白さを先にだしたほうがよいと思います。
だらだらとなかなか終わらないというのも若い人に不評の一因かも。歴史小説ではないのですから原作に思い入れは不要では。映画は割り切りが大事だよね。
名優小沢昭一久々のご出演、そのお姿を見るためにビデオを借りた人も。
人を殺しに行く話では、クリント・イーストウッドの「許されざる者」が傑作。映画作品に必要な「起承転結」「魅せるリズム」のお手本にも。クリント監督は心得ていて彼のどの作品も、クライマックスではわかっていてもハラハラしちゃうんだよね。最近作「トゥルー・クライム」もオススメです。
#20140

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