MY CD COLLECTION MILES DAVIS

MILES DAVIS
マイルス・デイビスさんは1991年9月28日に亡くなりました。
本名マイルス・デューイ・デイビス3世
1926年5月26日
イリノイ州アルトンで生まれる。
父は歯科医で、マイルスが生まれた翌年、ミシシッピ河東岸の小さな町イースト・セントルイスに移住。中流家庭で育つ。
13歳の誕生日に父からトランペットをプレゼントされる。
父の患者にトランペッターのエルウッド・ブキャナンがおり、教えを受ける。
このブキャナン先生が「とにかく、ヴィブラートをつけないで吹きなさい」としつこく教えた。マイルスの初期のスタイル「速く、軽く、ヴィブラートなし」。
1944年夏。
地元にやってきたビリー・エクスタイン楽団に臨時メンバーで参加。この楽団のメンバーにチャーリー・パーカー、ディジー・ガレスピーがいた。
影響を受け、ニューヨークへ。ジュリアード音楽院に入学。
学業よりもチャーリー・パーカーを探し出すことを優先する。再開の後、同居したりもする。(ビル・サイモン氏のいう、「バードの子分で養子のようでもある」とはこんなことか)
1945年4月、
ハービー・フィールズのコンボで初レコーディング。
ついに、パーカーのコンボに参加。11月26日サヴォイへのレコーディングをはたす。
1947
サヴォイで初リーダー・セッション録音。マイルスのアレンジでパーカーはテナーを吹く。
1948
九重奏団結成。49,50年のキャピトルへのセッションからLP「クールの誕生」の誕生。

マイルスが大好きで、LP時代から聞いているのですがCDの時代になり、結局、今では全てCDで聞いています。
LPを聞くときには、プレーヤーのターンテーブルに大きくってデリケートなレコード盤を乗せ、ピックアップ・カートリッジの針を所定の位置に合わせ、トーンアームのエレベータを操作する。というわけで、多少かしこまって聞くようになってしまいます。
これに比べCDはとても安直で何時でも聴けるし、どんなスタイルでも聴ける良さが有ります。「ネフェルティティ」以降のマイルスでLP時代にちょっとシンドイと思ったアルバムもCDでは、リラックスして聴くとか、何かしながら聴くとかすると、かえってヒタれるような気がして“お気に入り”が増えました。

手元にあるCDだけのディスコグラフィーです
各曲の印象は、聴き直ししながら、おいおい書き入れます。

写真家 内山 繁 氏のホームページ
「Miles Smiles」


ではすばらしいマイルスの写真が見られます。
順に見てゆくとマイルスの健康状態と音楽や精神の状態がわかりますし、
マイルスがとってもハニカミ屋さん(またはテレ屋さん)だったこともよくわかります。


品番 シリーズ名 録音
COCY-9653 SwingJournal presents JAZZ STUDIES 2
BIRTH OF BE-BOP
より「チャーリー・パーカー」

6.NOW'S THE TIME
7.KOKO
8.CHASIN' THE bIRD
9.PERKER'S MOOD ORIG.
10.PERKER'S MOOD NEW TAKE

このうち7.KOKOはマイルスではない模様でライナー・ノーツに
「このころパーカーのパートナーはマイルス・デイビスに変わっていたが、いまだ技術的に弱点のあったマイルスが<コ・コ>のメロディーを吹くことが出来ず、この日臨時にピアニストを努めていたガレスピーが、これまた臨時にトランペットを吹くというエピソードを残した。」
と記してあります。
このCDは他にディジー・ガレスピー、ビリー・エクスタイン、ファッツ・ナバロ、スタン・ゲッツ他が聴けます。
CDには明確な記載なし
TOCJ−5700 SwingJournal presents JAZZ INTO COOL
より「マイルス・デイビス九重奏団」

2.GODCHILD(編曲:ジェリー・マリガン)
3.BOPLICITY(編曲:ギル・エヴァンス)
4.ROUGE(編曲:ジョン・ルイス)

このCDは他に、ウディ・ハーマン、レニー・トリスターノ、スタン・ケントン、ジューン・クリスティ他収録。 
1949.1.21
1949.4.22
1949.4.22
New York City
POCJ-2063 CHARLIE PARKER / SWEDISH SCHNAPPS+
より「Tracks8-13」

8.AU PRIVAVE
9.AU PRIVAVE
10.SHE ROTE
11.SHE ROTE
12.K.C.BLUES
13.STAR EYES

Charlie Parker(Alto Saxophone)
Miles davis(Trumpet)
Walter Bishop Jr.(Piano)
Teddy Kotick(Bass)
Max Roach(drums)

ビル・サイモン氏によるライナー・ノーツの一部抜粋
「さて、第2面はもう1曲別なブルースで始まる。今度は『オー・プリヴァーヴ』で、中程度のスウィング・テンポで演奏される。テーマは12小節のコーラス2つ分の長さで、バードと彼の子分で「養子」のようでもあるマイルス・デイビスとがユニゾンで聴かせてくれる。ここでは、ふだんのバードがよく使う焼け付くようなアタックとは対照的で、パーカー・スタイルとはまた趣の異なる「クール」な演奏が聴ける。バードがいつもの勢いでまくしたてたあと、マイルスがきわめて繊細な独自の語り口を披露する。その対照はどちらのテイクでも明白だ。
1949-51
TKCB-30490 BOPPIN' THE BLUES/MILES DAVIS

1.DON'T SING ME THE BLUES
2.DON'T SING ME THE BLUES(take2)
3.I'VE ALWAYS GOT THE BLUES
4.I'VE ALWAYS GOT THE BLUES(take2)
5.I'VE ALWAYS GOT THE BLUES(take3)
6.DON'T EXPLAIN TO ME BABY
7.DON'T EXPLAIN TO ME BABY(take2)
8.DON'T EXPLAIN TO ME BABY(take3)
9.DON'T EXPLAIN TO ME BABY(take4)
10.BABY WON'T YOU MAKE UP YOUR MIND
11.BABY WON'T YOU MAKE UP YOUR MIND(take2)
12.BABY WON'T YOU MAKE UP YOUR MIND(take3)

Miles Davis(tp),
Gene Ammons(ts), Connie Wainwright(g),
Linton Garner(p), Tommy Potter(b),
Art Blakey(ds),
Earl Coleman(vo),Ann Baker(vo)

別テイクの収録が多いが、それぞれ違うし、いきなり終わってしまうのもあり興味深く聞ける。マイルスは快調。
1946.10.18
TOCJ5301 クールの誕生
BIRTH OF THE COOL/MILES DAVIS

1.MOVE
2.JERU
3.MOON DREAMS
4.VENUS DE MILO
5.BUDO
6.DECEPTION
7.GODCHILD
8.BOPLICITY
9.ROCKER
10.ISRAEL
11.ROUGE
12.DARN THAT DREAM
13.JOHN'S DELIGHT
14.WHAT'S NEW
15.HEAVEN'S DOORS ARE WIDE OPEN
16.FOCUS

音質は良くありません。
クールとはいっても、チコ・ハミルトンなどのクールとは異なって、勝手にやらずに編曲どうりに演奏する、くらいの意味です。
マニア向け。
1949.1
-1950.3
SRCS5695 パリ・フェスティバル・インターナショナル
THE MILES DAVIS/TADD DAMERON QUINTET
IN PARIS FESTIVAL INTERNATION DE JAZZ  MAY,1949


1.RIFFTIDE
2.GOOD BAIT
3.DON'T BLAME ME
4.LADY BIRD
5."WAH"'HOO'
6.ALLEN'S ALLEY
7.EMBRACEABLE YOU
8.ORNITHOLOGY
9.ALL THE THINGS YOU ARE

Miles Davis(tp),
James Moody(ts), Tadd Dameron(p),
Barney Spieler(b), Kenny Clark(ds)

1949年パリでの「国際ジャズ・フェスティバル」のライブ。
音質も含め実況ラジオ放送を聞いてるようです。フランス語のアナウンスも良し。23歳のマイルスがダイナミックに吹きまくるし、(3)では後年のマイルスを思わせるように、ゆったりと歌う。
素晴らしい演奏。
1949.5
TOCJ-5821 THE BEST OF MILES DAVIS
THE BLUE NOTE YEARS [NEW EDITION]

1.DEAR OLD STOCKHOLM
2.CHANCE IT (alternate take)
3.DONNA (alternate take)
4.WOODY'N YOU (alternate take)
5.KELO (alternate take)
6.ENIGMA (alternate take)
7.RAY'S IDEA (alternate take)
8.TEMPUS FUGIT (alternate take)
9.C.T.A. (alternate take)
10.IT NEVER ENTERED MY MIND
11.SOMETHIN' ELSE
12.AUTUMN LEAVES

マイルスのブルーノートへの吹き込みの中から1、10、11、12をはぶいて別テイクを集めたもの。11、12はアルバム「サムシング・エルス」から、他は「マイルス・デイビスVol.1&2」から。
(1-4)1952.5.9
(5-9)1953.4.20
(10)1954.3.6
(11.12)1958.3.9
VICJ23543 ディグ
DIG / MILES DAVIS featuring SONNY ROLLINS

1.DIG
2.IT'S ONLY A PAPER MOON
3.DENIAL
4.BLUING
5.OUT OF THE BLUE
6.CONCEPTION
7.MY OLD FLAME

Miles Davis(tp),
sonny rollins(ts), Jackie Mclean(as)
Walter Bishop(p), Art Blakey(ds),
Tommy Potter(b)

マイルス初のLPフォーマットの録音。時間的制約がなくなって、自由奔放に吹きまくる感じが心地よい。
音質も良い。
1951.10.5
VICJ-2013 EZZ-THETIC / LEE KONITZ & MILES DAVIS
より「Tracks1-4」

1.ODJENAR
2.HI BECK
3.YESTERDAYS
4.EZZ-THETIC

Lee Konitz(as), Miles Davis(tp),
Billy Bauer(g), Sal Mosca(p),
Arnold Fishkin(b), Max Roach(ds)

リー・コニッツは当時九重奏団のメンバー。リー・コニッツのリーダー・アルバムにマイルスも参加。後半はテディ・チャールズ(ヴァイヴ)の「チュニジアの夜」など4曲。
リー・コニッツが主役なので、マイルスは遠慮がち。
マニア向け。
1951.3.8
VICJ23603 マイルス・デイビス・アンド・ホーンズ
MILES DAVIS AND HORNS

1.MORPHEUS
2.DOWN
3.BLUE ROOM
4.WHISPERING
5.TASTY PUDDING
6.WILLIE THE WAILER
7.FLOPPY
8.FOR ADULTS ONLY
9.BLUE ROOM(alternate take)

Miles Davis(tp),
Sonny Rollins(ts), Al Cohn(ts),
Zoot Sims(ts), Bennie Green(tb),
Sonny Truitt(tb), John Lewis(p),
Percy Heath(b), Leonard Gaskin)b)
Roy Haynes(ds), Kenny Clarke(ds)

(1)−(4)と(9)がプレステッジへの初録音で、ロリンズとの初共演。ロリンズはこのとき21歳。
1951.1.17
1953.2.19
VICJ23606 ブルー・ヘイズ
BLUE HAZE / MILES DAVIS

1.I'LL REMEMBER APRIL
2.FOUR
3.OLD DEVIL MOON
4.SMOOCH
5.BLUE HAZE
6.WHEN LIGHTS ARE LOW
7.TUNE UP
8.MILES AHEAD

Miles Davis(tp),
Davey Schildkraut(as), Charles Mingus(p)
John Lewis(p), Horace Silver(p),
Percy Heath(b), Max Roach(ds),
Art Blakey(ds), Kenny Clarke(ds)

54年4月録音の(1)は名演。後の曲は、すでに麻薬を断ち切って調子をあげてきたとはいえ、不安定なところも残る。
(4.6.7.8.)1953.5.19
(2.3.5.)
1954.3.10
(1)
1954.4.3
TOCJ-5659.60 マイルス・デイビス・オン・ブルーノート
マイルス・デイビス・オン・ブルーノート Vol.2
TEMPUS FUGIT - COMPLETE MILES DAVIS ON BLUE NOTE

[DISC1]
1.DEAR OLD STOCKHOLM
2.CHANCE IT(alternate take)
3.CHANCE IT
4.DONNA(alternate take)
5.DONNA
6.WOODY'N YOU(alternate take)
7.WOODY'N YOU
8.YESTERDAYS
9.HOW DEEP IS THE OCEAN
10.KELO(alternate take)
11.KELO
12.ENIGMA(alternate take)
13.ENIGMA
14.RAY'S IDEA(alternate take)
15.RAY'S IDEA

[DISK2]
1.TEMPUS FUGIT
2.TEMPUS FUGIT(alternate take)
3.C.T.A.(alternate take)
4.C.T.A.
5.I WAITED FOR YOU
6.TAKE-OFF
7.LAZY SUSAN
8.THE LEAP
9.WELL YOU NEEDN'T
10.WEIRDO
11.IT NEVER ENTERED MY MIND

「レコード会社の誰もが敬遠していた時に、オレにチャンスを与えてくれたのが、ブルーノートのアルフレッド・ライオンだった」。
1951年にライオンと「1年に1回のペースでレコーディングを続けよう」と口約束をしたマイルス。55年にCBSとの専属契約で他社でのレコーディングが出来なくなるまで、マイルスが麻薬によって低迷している時期も行われた。
この3年間のセッションはLP時代に「マイルス・デイビスVol.1」、「同Vol.2」として2枚のLPに分散収録された。しかしCD時代に入って、さらに3曲分の別テイクが発見され、このCD2枚組に全演奏記録がコンプリート・アルバムとしてまとめられたのでした。
1958年3月9日、マイルスはライオンとの約束、ことに最悪の状態にあった時でさえレコーディングのチャンスを与えてくれた恩情と友情にこたえるため、CBSを説得してサイドメンのかたちでブルーノートレーベルにキャノンボールをリーダーとして「サムシン・エルス」を録音するのでした。そしてライオンはこのマスター・テープ・ボックスに“リーダー、マイルス・デイビス”と書き入れたのでした。
1952.5.9
1953.4.20
1954.3.6
VICJ23605 コレクターズ・アイテムズ
COLLECTOR'S ITEMS / MILES DAVIS

1.THE SERPENT'S TOOTH (take1)
2.THE SERPENT'S TOOTH (take2)
3.'ROUND ABOUT MIDNIGHT
4.COMPULSION
5.NO LINE
6.VIERD BLUES
7.IN YOUR OWN SWEET WAY

Miles Davis(tp),
Sonny Rollins(ts), Charlie Parker(ts)
Walter Bishop(p), Tommy Flanagan(p)
Percy Heath(b), Paul Chambers(b),
Philly Joe Jones(ds), Art Taylor(ds)

そのなのとおりいろいろ興味深い。
チャーリー・パーカーが(1)(2)(4)に参加。テナーを吹いているのもミソ。パーカーはバップの頃の(皆がマネした)節回しを抜け出しているサスガ。
(5)(6)(7)がロリンズとの最後のレコーディング。
(5)(7)でミュート・プレイに入る。(5)は快調。(7)は美しくデリケート。(6)のオープンもすごく良い。P.チェンバースもGood。
1953.1.30
1956.3.16
VICJ23572 ウォーキン
WALKIN' / MILES DAVIS ALL STARS

1.WALKIN
2.BLUE 'N' BOOGIE
3.SOLAR
4.YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
5.LOVE ME OR LEAVE ME

Miles Davis(tp),
Jay Jay Johnson(tb), Lucky Thompson(ts),
Davey Schildkraut(as), Horace Silver(p),
Percy Heath(b), Kenny Clarke(ds)

この頃のJAZZレコードのなかでも飛びぬけてカッコイイのでは。ハード・バップなのに構成全体はクール。チコ・ハミルトンなどのアンサンブルと通づるものがあるような。
この辺からのマイルスが、いかにもマイルスらしいマイルスでは。
1954.4.3
1954.4.29
VICJ23601 ザ・ミュージング・オブ・マイルス
THE MUSINGS OF MILES / MILES DAVIS

1.WILL YOU STILL BE MINE?
2.I SEE YOUR FACE BEFORE ME
3.I DIDN'T
4.A GAL IN CALICO
5.A NIGHT IN TUNISIA
6.GREEN HAZE

Miles Davis(tp),
Red Garland(p), Oscar Pettiford(b),
Philly Joe Jones(ds)

ポール・チェンバースとコルトレーンが加わればオリジナル・クインテットになってしまう。全曲ワン・ホーンの贅沢なアルバム。マイルスがたっぷり。
ライナーノートに「テクニック的にも完璧であり、それはペットの扱いばかりでなく、マイクロフォンの使い方においてもそれを最大限に利用して微妙な感情表現をものにした」と書いてありますが(2)のミュートはスゴイデス。
1955.6.7
VICJ23571 バグス・グルーブ
BAGS' GROOVE
MILES DAVIS AND MODERN JAZZ GIANTS

1.BAGS' GROOVE (take1)
2.BAGS' GROOVE (take2)
3.AIREGIN
4.OLEO
5.BUT NOT FOR ME (take2)
6.DOXY
7.BUT NOT FOR ME (take1)

Miles Davis(tp),
Sonny Rollins(ts), Thelonious Monk(p),
Horace Silver(p), Percy Heath(b),
Kenny Clarke(ds)

モンクはやはり独創的。クリスマス・セッションのうち“けんかセッション”といわれるのは次のCDに収録。
1954.12.24(1.2)
1954.6.29
VICJ23542 マイルス・デイビス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ
MILES DAVIS AND MODERN JAZZ GIANTS

1.THE MAN I LOVE (take2)
2.SWING SPRING
3.'ROUND ABOUT MIDNIGHT
4.BEMSHA SWING
5.THE MAN I LOVE (take1)

Miles Davis(tp),
Milt Jackson(vib), John Coltrane(ts),
Thelonious Monk(p), Red Garland(p),
Percy Heath(b), Paul Chambers(b),
Kenny Clarke(ds), Philly Joe Jones(ds)

(1)はこの日のセッションで最後に録音された。(5)がテイク1ですが、これもイントロが中断されたりして凄い。
しかし、モンクがボーとしちゃった時にヒースのベースの響きも怖いし、これからどうなっちゃうんだろう感じがヒシヒシ。マイルスが促すと我に帰っていきなり音を出すモンク。すると音楽を壊さぬように自然に消えてゆくマイルス。モンクのソロの終わりにかぶせるようにソロを受け、ミュートを使って音楽を変えた後、またオープンにもどってテーマを吹き上げて終わる。これがライブでドキュメントだからスゴ過ぎ。
音楽好きなら買いましょう。
1954.12
-1956.10
VICJ23604 マイルス・デイビス・アンド・ミルト・ジャクソン
MILES DAVIS AND MILT JACKSON
MILES DAVIS ALL STAR SEXTET/QUINTET


1.Dr.JACKLE
2.BITTY DITTY
3.MINOR MARCH
4.CHANGES

Miles Davis(tp),
Milt Jackson(vib), Jackie Mclean(as),
Ray Bryant(p), Percy Heath(b),
Arthur Taylor(ds)

マイルスは快調。バップで皆んなに使われるフレーズや節回しは棄てて、さらにマイルスらしくなったまいるす。
マックリーンも素晴らしいのでオススメの一枚。
1955.8.5

CSCS5138 ラウンド・アバウト・ミッドナイト
'ROUND ABOUT MIDNIGHT / MILES DAVIS

1.'ROUND ABOUT MIDNIGHT
2.AH-LEU-CHA
3.ALL OF YOU
4.BYE BYE BLACKBIRD
5.TADD'S DELIGHT
6.DEAR OLD STOCKHOLM

Miles Davis(tp),
John Coltrane(ts), Red Garland(p)
Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds)

プレステッジとの契約が影響してLP発売は57年3月。
全曲素晴らしい傑作。
(2.)1955.10.27
(4.5.6.)1956.6.5
(1.3.)1956.9.10
VDJ1650 <マイルス>ザ・ニュー・マイルス・デイビス・クインテット
THE NEW MILES DAVIS QUINTET / MILES DAVIS

1.JUST SQUEEZE ME
2.THERE IS NO GREATER LOVE
3.HOW AM I TO KNOW
4.S'POSIN
5.THE THEME
6.STABLEMATES

Miles Davis(tp),
John Coltrane(ts), Red Garland(p)
Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds)

レギュラー・クインテットとしての第1作目。コルトレーン未だ弱い。
CDの音質とても良い。
1955.11.16
VICJ23505 ワーキン
WORKIN'
WITH THE MILES DAVIS QUINTET


1.IT NEVER ENTERED MY MIND
2.FOUR
3.IN YOUR OWN SWEET WAY
4.THE THEME (take1)
5.TRANE'S BLUES
6.AHMAD'S BLUES
7.HALF NELSON
8.THE THEME (take2)

Miles Davis(tp),
John Coltrane(ts), Red Garland(p)
Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds)

レギュラー・クインテットを結成してCBSコロムビアに移籍しようとしたが、プレステッジとの間に4枚分の契約を残していたため、56年5月11日と10月26日の2日で25曲の録音を敢行。これを4枚に振り分けてリリースした。
これを「マラソン・セッション」などと言ったりする。
この1956年、マイルスはモードイディオムに音楽を展開させて行く。将来のモードの覇者コルトレーンはこの時期まだバップのフレーズや節回しが出てきたりする。
1956.5.11
(7)1956.10.26
VICJ23506 スティーミン
STEAMIN'
WITH THE MILES DAVIS QUINTET


1.SURREY WITH THE FRINGE ON TOP
2.SALT PEANUTS
3.SOMETHING I DREAMED LAST NIGHT
4.DIANE
5.WELL YOU NEEDN'T
6.WHEN I FALL IN LOVE

Miles Davis(tp),
John Coltrane(ts), Red Garland(p)
Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds)

2日の録音はどれも素晴らしい出来ですが、ことにレッド・ガーランドは調子良かったようで軽快で美しい。
(2)でのフィーリージョーの珍しく長いドラムソロが凄まじい。
1956.5.11
(5)1956.10.26
VICJ23504 リラクシン
RELAXIN'
WITH THE MILES DAVIS QUINTET


1.IF I WERE A BELL
2.YOU'RE MY EVERYTHING
3.I COULD WRITE A BOOK
4.OLEO
5.IT COULD HAPPEN TO YOU
6.WOODY'N YOU

Miles Davis(tp),
John Coltrane(ts), Red Garland(p)
Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds)

「先に演奏して、後から曲名を教えるよ」とマイルスの声で始まる、全体にリラックスした演奏を集めたアルバム。
でも、アンサンブルは素晴らしい。
最後に入っている声はプレッステッジのオーナー、ボブ・ワインストック氏(すごい名前だ)の声で「もう一度」。するとマイルスが「Why」。後ろではコルトレーンがビールの栓抜きを探しているらしい。
1956.10.26
(5)(6)1956.5.11
VICJ23503 クッキン
COOKIN'
WITH THE MILES DAVIS QUINTET


1.MY FUNNY VALENTINE
2.BLUES BY FIVE
3.AIREGIN
4.TUNE UP-WHEN LIGHTS ARE LOW

Miles Davis(tp),
John Coltrane(ts), Red Garland(p)
Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds)

この4枚はどれもアルバムの作り方が良く、それぞれ少しづつ特徴があって4枚1Setと言えるほど素晴らしいのですが、中で一番好きなのはと聞かれて私は(1)があるために「クッキン」と答えるのでした。
1956.10.26
SRCS5697 マイルス・アヘッド
MILES AHEAD / MILES DAVIS+19
ORCHESTRA UNDER THE DIRECTION OF GIL EVANS

1.SPRINGSVILLE
2.THE MAIDS OF CADIZ
3.THE DUKE
4.MY SHIP
5.MILES AHEAD
6.BLUES FOR PABLO
7.NEW RHUMBA
8.THE MEANING OF THE BLUES
9.LAMENT
10.I DON'T WANNA BE KISSED (BY ANYONE BUT YOU)

Miles Davis(flh),
with Gil Evans orchestra

ギル・エバンスのバンドにフリューゲル・ホーンで参加。
音質良いが、スイングしない曲が多いので、好きな人だけ買ってね。
1957.5.06
1957.5.10.
1957.5.23.
1957.5.27
EJD3002 「死刑台のエレベーター」サウンドトラック(完全版)
Bande Originale Du Film Du Louis Malle
Ascenseur pour lechafaud


Miles Davis(tp)
Barney Wilen(ts), Rene Urtreger(p)
Pierre Michelot(b), Kenny Clarke(ds)

26曲中、16曲がオリジナル・マスター・テープをそのままに、残り10曲は1958年にミキシング及び映画用の編集を施され、実際にサウンド・トラックとして使用されたものを収録。
音質良好。CDで聴いても映画の雰囲気が良く出ている。ケニーのドラムも良。

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マイルスの映画音楽
「死刑台のエレベーター」1957年:監督ルイ・マル:出演ジャンヌ・モロー(#11360
「ジャック・ジョンソン」1970年:監督ウィリアム・ケイトン:ドキュメンタリー映画
「ストリート・スマート」1987年:監督ジェリー・シャッツバーグ:出演クリストファー・リーヴ
「シエスタ」1988年:監督メリー・ランバート:出演エレン・バーキン(#2823
「3人のゴースト」1988年:監督リチャード・ドナー:出演ビル・マーレイ(#4226)、(<ウィ・スリー・キングス>1曲だけ)
「ディンゴ」1991年:監督ロルフ・デ・ヒール:出演コリン・フリールス、マイルス・デイビス(#10989
出演して劇中で2曲吹く。
1957.12.4
CJ28-5051 サムシン・エルス +1/キャノンボール・アダレイ
SOMETHIN' ELSE plus one / CANNONBALL ADDERLEY

1.AUTUMN LEAVES
2.LOVE FOR SALE
3.SOMETHIN' ELSE
4.ONE FOR DADDY-O
5.DANCING IN THE DARK
6.ALLISON'S UNCLE

Miles Davis(tp)
Julian"cannonball"Adderley(as), Hank Jones(p)
Sam Jones(b), Art Blakey(ds)

「レコード会社の誰もが敬遠していた時に、オレにチャンスを与えてくれたのが、ブルーノートのアルフレッド・ライオンだった」。
1951年にライオンと「1年に1回のペースでレコーディングを続けよう」と口約束をしたマイルス。55年にCBSとの専属契約で他社でのレコーディングが出来なくなるまで、マイルスが麻薬によって低迷している時期も行われた。
この3年間のセッションはLP時代に「マイルス・デイビスVol.1」、「同Vol.2」として2枚のLPに分散収録された。しかしCD時代に入って、さらに3曲分の別テイクが発見され、「TEMPUS FUGIT - COMPLETE MILES DAVIS ON BLUE NOTE」のCD2枚組に全演奏記録がコンプリート・アルバムとしてまとめられたのでした。
1958年3月9日、マイルスはライオンとの約束、ことに最悪の状態にあった時でさえレコーディングのチャンスを与えてくれた恩情と友情にこたえるため、CBSを説得してサイドメンのかたちでブルーノートレーベルにキャノンボールをリーダーとして「サムシン・エルス」を録音するのでした。そしてライオンはこのマスター・テープ・ボックスに“リーダー、マイルス・デイビス”と書き入れたのでした。

しかし、このメンバーはどうしたことでしょう。「マイルストーンズ」の録音を1ヶ月後に控えて、レギュラー・メンバーは使いたくなかったのでしょうか。。そうだとしたら新加入のキャノンボールを売り出すというより、(彼は「モード・イデオム」にも馴染みきれていない人だし)この録音は馴染みやすい音楽で行こうという意図のもとで集められたメンバーということかも。
それにしても、このメンバーなら「やぁ、しばらく」とかなんとか言って楽しい雰囲気のまま、皆が鳴らしっ放しで終わりそうなものですが、しっかりと洗練された音楽に仕上がってしまうのですから、とんでもないリーダーです。しかも別テイクなしのワン・テイクのみの演奏だというのですから驚きです。
1958.3.9
CSCS5342
(32DP520)
マイルストーンズ
MILESTONES / MILES DAVIS

1.Dr.JEKYLL
2.SID'S AHEAD
3.TWO BASS HIT
4.MILESTONES
5.BILLY BOY
6.STRAIGHT NO CHASER

Miles Davis(tp),
John Coltrane(ts), Julian"cannonball"Adderley(as)
Red Garland(p)
Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds)

LP時代に「ポギーとベス」の次に買って、いちばんよく聴いた。CDになってからも、よく聴いた。最初からカッコいい。
(1)(2)
1958.4.3
(3)-(6)
1958.4.2
CSCS5140 1958マイルス
1958 MILES / MILES DAVIS

1.ON GREEN DOLPHIN STREET
2.FRAN-DANCE
3.STELLA BY STARLIGHT
4.LOVE FOR SALE
5.LITTLE MELONAE

Miles Davis(tp),
John Coltrane(ts), Julian Cannonball Addderley(as)
Paul Chambers(b),
Bill Evans(p), Jimmy Cobb(ds)
(5)のみRed Garland(p), Philly Joe Jones(ds)

良い曲ばかりですが(5)は55年10月27日に録音されたものの気に入らずお蔵入りになっていたもの。3月にソロ部分だけ入れ直した。
1958.5.26
(5)1958.3.4
SRCS5698 マイルス&モンク・アット・ニューポート
MILES&MONK AT NEWPORT

MILES DAVIS SEXTET
1.AH-LEU-CHA
2.STRAIGHT NO CHASER
3.FRAN DANCE
4.TWO BASS HIT

THELONIOUS MONK QUARTET
5.NUTTY
6.BLUE MONK

MILES DAVIS SEXTET
Miles Davis(tp)
John Coltrane(ts), Julian"cannonball"Adderley(as)
Bill Evans(p), Paul Chambers(b), Jimmy Cobb(ds)

THELONIOUS MONK QUARTET
Thelonious Monk(Pf)
Charlie Rouse(ts), Butch Warren(b)
Frankie Dunlop(ds), Pee Wee Russell(cl)

LPではA面がマイルス。B面がモンクと別れていたので2度美味しい気がしたのですが。
グループ初ライブ録音です。「1958マイルス」のスタジオ録音と比較されます。ライブはオープン・トランペットで吹きまくり。
(MILES)
1958.6.3
(MONK)
1958.6.4
EJD-3013 LEGRAND JAZZ ALPHA PLUS
MICHEL LEGRAND

より(1)(6)(7)(9)

1.THE JITTERBUG WALTS
6.DJANGO
7.WILD MAN BLUES
9.'ROUND MIDNIGHT

Michel Legrand (conductor-arranger)
Miles Davis(tp)
John Coltrane(ts), Bill Evans(p)
Paul Chambers(b)
Herbie Mann(fl), Betty Glamann(harp)
Barry Galbrath(g), Phil Woods(as)
Jerome Richardson(bs,bc), Eddie Costa(vib)
Kenny Dennis(ds)

「アヘッド」とは違い、普通のビッグバンド・ジャズ音楽。ルグランの音楽は洒落てもいる。マイルスも古いスタイルで溶け込んでもいるけど(9)は?。
1958.6.25
N.Y.
SRCS5699
(32DP512)
ポギーとベス
PORGY AND BESS
MILES DAVIS & GIL EVANS


1.THE BUZZSRD SONG
2.BESS, YOU IS MY WOMAN NOW
3.GONE
4.GONE, GONE, GONE
5.SUMMERTIME
6.BESS, OH WHERE'S BESS
7.PRAYER ( OH DOCTOR JESUS )
8.FISHEERMAN, STRAWBERRY, AND DEVIL CRAB
9.MY MAN'S GONE NOW
10.IT AIN'T NECESSARILLY SO
11.HERE COME DE HONEY MAN
12.I LOVE YOU, PORGY
13.THERE'S A BOAT THAT'S LEAVING SOON FOR NEW YORK

店長が高校生だった頃のある晩、家でFM放送を聴いていると、「サマータイム」が流れ出しました。背筋がゾーッとしてあたまがシビレました。それから貯金をして、LPを買いました。
「ポギーとベス」が最初に買ったマイルスのLPです。
次に買ったのは「マイルストーン」です。
1958.7.22
-
1958.8.14
SRCS5700 ジャズ・アット・ザ・プラザVol.1
JAZZ AT THE PLAZA VOL.1
MILES DAVIS SEXTET

Live at the PLAZA HOTEL, N.Y.

1.JAZZ AT THE PLAZA
2.MY FUNNY VALENTINE
3.IF I WERE A BELL
4.OLEO

Miles Davis(tp)
John Coltrane(ts), Julian"cannonball"Adderley(as)
Bill Evans(p), Paul Chambers(b), Jimmy Cobb(ds)

58年9月のCBSジャズ・パーティのライブ。
(1)は「ストレート・ノー・チェイサー」のこと。
どの曲も素晴らしい。
1958.9.9
ニューヨーク
プラザホテル
CSCS5141 カインド・オブ・ブルー
KIND OF BLUE / MILES DAVIS

1.SO WHAT
2.FREDDIE FREELOADER
3.BLUE IN GREEN
4.ALL BLUES
5.FLAMENCO SKETCHES

Miles Davis(tp)
John Coltrane(ts), Julian"cannonball"Adderley(as)
Bill Evans(p), Paul Chambers(b), Jimmy Cobb(ds)

2 :Wynton Kelly(p) replace Bill Evans
3 :Omit Julian"cannonball"Adderley(as)

この時期のピアノはウイントン・ケリーになっていたが、録音に際して前任のビル・エバンスを呼び寄せた。
この美しい音楽は“ジャズ”とか“クラシック”とかジャンルはもはや無い。
(1)(2)(3)
1959.3.2
(4)(5)
1959.4.22
N.Y.
CSCS5142 スケッチ・オブ・スペイン
SKETCHES OF SPAIN / MILES DAVIS

1.CONCIERTO DE ARANJUEZ
2.WILL O' THE WISP FROM "EL AMOR BRUJO"
3.THE PAN PIPER
4.SAETA
5.SOLEA

Miles Davis(tp,flh)
Gil Evans with Orchestra

「アランフェス」の2楽章を中心にギル・エバンスが編曲。興味を持ったら原曲を聴いてね。そのときはジュリアン・ブリーム盤がお薦め。
フリューゲル・ホーンが悲しげに聞こえるのはマイルスが警官に暴行を受けるなどのトラブルによるものだという。
それにしては、ジャケットの笑顔は良い。「カインド・オブ・ブルー」の困ったような顔とは好対照。
(1)1959.11.20
(2)-(5)
1960.3.10
N.Y.

CECC00093 LIVE IN HOLLAND
KILES DAVIS QUINTET


1.SO WHAT
2.ROUND ABOUT MIDNIGHT
3.ON GREEN DOLPHIN STREET
4.WALKIN - THEME

Miles Davis(tp)
John Coltrane(ts), Wynton Kelly(p)
Paul Chambers(b), Jimmy Cobb(ds)

モノラル録音というだけでなく、音質も良くない。でも、演奏は皆それぞれ良いのでファンなら買って損は無いでしょう。
特にコルトレーンのファンなら独立を決めちゃったあとで、勝手に吹きまくる(だったらしい)コルトレーンは聞き物なのでは。
また、1年後の「ブラック・ホーク」のライブと比べてみるのも面白いです。
1960.4.9
HOLLAND
CSCS5143 サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム
SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
MILES DAVIS


1.SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
2.OLD FOLKS
3.PFRANCING
4.DRAD-DOG
5.TEO
6.I THOUGHT ABOUT YOU

Miles Davis(tp)
Hank Mobley(ts), Wynton Kelly(p)
Paul Chambers(b), Jimmy Cobb(ds)
1&5 :John Coltrane(ts)

CDの時代になって一番たくさん聴いているのがこのアルバムです。このアルバムには(1)と(5)にコルトレーンが参加しています。そしてこのコルトレーンさんがとんでもなく素晴らしい演奏を聴かせてくれます。
コルトレーンは、このとき既に独立して(60年4月)自分のカルテットも結成して活動していたのですが、ニューヨークに来ていたコルトレーンのところにマイルスが直接出向いて録音に誘ったということです。
(5)テオとはマイルスのオリジナルで、マイルスのレコードをずっとプロデュースしてきたテオ・マセロに捧げた曲ですが(1)とこの(5)のコルトレーンは私の聴いているコルトレーンの演奏で最良のものではないかと思うのです。
音楽がめくるめく変化を続けて、どこまでゆくのか果てしなく回ってゆく。コルトレーンは「モード・イデオム」を完全に自分のものとしていますし、またこの頃、自分がリーダーとなって自由奔放にやっているように見えるのですが、リーダーとして全体をまとめる為ですか、どこか醒めているところがあるようにも思えます。尻すぼまりになったり、終わるようになっていなかったり。
ところがここでは「後はマイルスにおまかせ」で安心してのびのび吹いているように思えます。
特に(5)は何度聴いても、また聴きたくなるのです。
(1)(2)1961.3.20
(3)(4)1961.3.7
(5)(6)1961.3.21
CSCS5344 ブラックホークのマイルス・デイビス第1集
MILES DAVIS IN PERSON
FRIDAY NIGHT AT THE BLACKHAWK,
SAN FRANCISCO VOL.1
MILES DAVIS


1.WALKIN'
2.BYE BYE BLACKBIRD
3.ALL OF YOU
4.NO BLUES
5.BYE BYE
6.LOVE, I'VE FOUND YOU

Miles Davis(tp)
Hank Mobley(ts), Wynton Kelly(p)
Paul Chambers(b), Jimmy Cobb(ds)

ハンク・モブレイさんは、他のブローイング・セッションのような録音ではケッコウ調子よく吹いていたりするのですが、マイルスのバンドでは、やはり場違いという感じがします。
最初にマイルスが自由奔放に吹き鳴らしたあとで、よたよたと自信なさ気に吹いていますが、10年くらい前のバップをいまだにやっている人には、ついていけないのはあたりまえ。気の毒というほかありません。その点ウイントン・ケリーさんのほうが自由度が増していて流石です。マイルスは音楽をそつなくやってしまうとか、自分の持ち時間をうまくまとめてしまう人より、多少荒削りでも、若々しく発展的な音楽を作り出す人が好きだったようです。
1961.4.21
CSCS5345 ブラックホークのマイルス・デイビス第2集
MILES DAVIS IN PERSON
FRIDAY NIGHT AT THE BLACKHAWK,
SAN FRANCISCO VOL.2
MILES DAVIS


1.WELL YOU NEEDN'T
2.FRAN-DANCE
3.SO WHAT
4.ON GREEN DOLPHIN STREET
5.OLEO
6.IF I WERE BELL
7.NEO

Miles Davis(tp)
Hank Mobley(ts), Wynton Kelly(p)
Paul Chambers(b), Jimmy Cobb(ds)

1961.4.22
SRCS5701 マイルス・デイビス・アット・カーネギー・ホール
SRCS5702 モア・ミュージック・フロム・カーネギー・ホール
MORE MUSIC FROM CARNEGIE HALL
MILES DAVIS


1.CONCIERTO DE ARANJUEZ PARTT
2.CONCIERTO DE ARANJUEZ PARTU
3.TEO
4.WALKIN
5.I THOUGHT ABOUT YOU

Miles Davis(tp)
Hank Mobley(ts), Wynton Kelly(p)
Paul Chambers(b), Jimmy Cobb(ds)
with Gil Evans Orchestra

「アランフェス」はライブなのにスゴイ。ハンク・モブレイさんもライブではいいみたい。
1961.5.19
SRCS5703 クワイエット・ナイト
QUIET NIGHTS / MILES DAVIS
ORCHESTRA UNDER THE DIRECTION OF GIL EVANS


1.SONG#2
2.ONDE UPON A SUMMERTIME
3.AOS PES DA CRUZ
4.SONG#1
5.WAIT TILL YOU SEE HER
6.CORCOVADO
7.SUMMER NIGHT

Miles Davis(tp)
with Gil Evans Orchestra

ギル・エバンスとの最後の共作。
1962.6
-1963.4
SRCS5704 天国への7つの階段
SEVEN STEPS TO HEAVEN
MILES DAVIS


1.BASIN STREET BLUES
2.SEVEN STEPS TO HEAVEN
3.I FALL IN LOVE TOO EASILY
4.SO NEAR , SO FAR
5.BABY , WON'T YOU PLEASE COME HOME
6.JOSHUA

(1)(3)(5)
Miles Davis(tp)
Victor Feldman(p)
Ron Carter(b), Frank Butler(ds)

(2)(4)(6)
Miles Davis(tp)
George Coleman(ts), Herbie Hancock(p)
Ron Carter(b), Tony Williams(ds)
(1)(3)(5)
1963.4.16
Hollywood

(2)(4)(6)
1963.5.14
N.Y.
SRCS5705 イン・ヨーロッパ
MILES DAVIS IN EUROPE / MILES DAVIS

1.INTRODUCTION
2.AUTUMN LEAVES
3.MILESTONES
4.JOSHUA
5.ALL OF YOU
6.WALKIN'

Miles Davis(tp)
George Coleman(ts), Herbie Hancock(p)
Ron Carter(b), Tony Williams(ds)
1963.7.27
Live at the
Antibes
International
Jazz Festival
CSCS5144 マイ・ファニー・バレンタイン
MY FUNNY VALENTINE
MILES DAVIS


1.MY FUNNY VALENTINE
2.ALL OF YOU
3.STELLA BY STARLIGHT
4.ALL BLUES
5.I THOUGHT ABOIT YOU

Miles Davis(tp)
George Coleman(ts), Herbie Hancock(p)
Ron Carter(b), Tony Williams(ds)
1964.2.12
N.Y.
CSCS5145 フォア&モア
FOUR & MORE / MILES DAVIS

1.SO WHAT
2.WALKIN'
3.JOSHUA - GO GO (Theme and Announcement)
4.FOUR
5.SEVEN STEPS TO HEAVEN
6.THERE IS NO GREATER LOVE - GO GO ( T & A )

Miles Davis(tp)
George Coleman(ts), Herbie Hancock(p)
Ron Carter(b), Tony Williams(ds)
1964.2.12
N.Y.
CSCS5146 マイルス・イン・トーキョー
MILES IN TOKYO / MILES DAVIS

1.INTRODUCTION
2.IF I WERE A BELL
3.MY FUNNY VALENTINE
4.SO WHAT
5.WALKIN'
6.ALL OF YOU

Miles Davis(tp)
Sam rivers(ts), Herbie Hancock(p)
Ron Carter(b), Tony Williams(ds)
1964.7.14
東京厚生年金
ホール
CSCS5147 マイルス・イン・ベルリン
MILES IN BERLIN / MILES DAVIS

1.MILESTONES
2.AUTUMN LEAVES
3.SO WHAT
4.WALKIN'
5.THEME

Miles Davis(tp)
Wayne Shorter(ts), Herbie Hancock(p)
Ron Carter(b), Tony Williams(ds)
1964.9.25
Berlin
CSCS5148 E・S・P / MILES DAVIS

1.E.S.P.
2.81
3.LITTLE ONE
4.R.J.
5.AGITATION
6.IRIS
7.MOOD

Miles Davis(tp)
Wayne Shorter(ts), Herbie Hancock(p)
Ron Carter(b), Tony Williams(ds)
1965.1.20
21 , 22,
SRCS5706 プラグド・ニッケルのマイルス・デイビス
MILES DAVIS AT PLUGGED NICKEL
MILES DAVIS


1.WALKIN'
2.AGITATION
3.ON GREEN DOLPHIN STREET
4.SO WHAT - THEME

Miles Davis(tp)
Wayne Shorter(ts), Herbie Hancock(p)
Ron Carter(b), Tony Williams(ds)
1965.12.23
Chicago
CSCS5343 クッキン・アット・ザ・プラグド・ニッケル
COOKIN' AT THE PLUGGED NICKEL
MILES DAVIS


1.IF I WERE A BELL
2.STELLA BY STARLIGHT
3.WALKIN'
4.MILES

Miles Davis(tp)
Wayne Shorter(ts), Herbie Hancock(p)
Ron Carter(b), Tony Williams(ds)
1965.12.22
(4)1965.2-12.23
SRCS5707 マイルズ・スマイルズ
MILES SMILES / MILES DAVIS

1.ORBITS
2.CIRCLE
3.FOOTPRINTS
4.DOLORES
5.FREEDOM JAZZ DANCE
6.GINGER BREAD BOY

Miles Davis(tp)
Wayne Shorter(ts), Herbie Hancock(p)
Ron Carter(b), Tony Williams(ds)
1965.10.24
- 25
N.Y.

SRCS5708 ソーサラー
SORCERER / MILES DAVIS

1.PRINCE OF DARKNESS
2.PEE WEE
3.MASQUALERO
4.THE SORCERER
5.LIMBO
6.VONETTA
7.NOTHING LIKE YOU

Miles Davis(tp)
Wayne Shorter(ts), HerBie Hancock(p)
Ron Carter(b), Tony Williams(ds)

(7)
Miles Davis(tp)
Frank Rehak(tp), Wayne Shorter(ts)
Paul Chambers(b), Jimmy Cobb(ds)
William Correa(bongo), Bob Dorough(voc)

(7)は62年の録音だが、ウエイン・ショーターとの最初の録音とのこと。
(1)(2)1967.5.24
(3)(4)1967.5.17
(5)(6)1967.5.16
N.Y.

(7)1962.8.21
N.Y.
CSCS5149 ネフェルティティ
NEFERTITI / MILES DAVIS

1.NEFERTITI
2.FALL
3.HAND JIVE
4.MADNESS
5.RIOT
6.PINOCCHIO

Miles Davis(tp)
Wayne Shorter(ts), Herbie Hancock(p)
Ron Carter(b), Tony Williams(ds)
(1)1967.6.7
(4)1967.6.22
(3)1967.6.23
(2)(5)(6)
1967.7.19
N.Y.
SRCS5710 ウォーター・ベイビーズ
WATER BABIES / MILES DAVIS

1.WATER BABIES
2.CAPRICORN
3.SWEET PEA
4.TWO FACED
5DUAL MR. TILLMAN ANTHONY

Miles Davis(tp)
Wayne Shorter(ts), Herbie Hancock(p)
Ron Carter(b), Tony Williams(ds)
Chick Corea(keyb), Dave Holland(b)

(3)の録音が1969年7月ともライナー・ノーツにあり、どちらが正しいか不明。どなたか教えて。
(1)1967.6.7
(2)1967.6.13
(3)1967.6.22
(4)(5)
1968.11.11
SRCS5711 マイルス・イン・ザ・スカイ
MILES IN THE SKY / MILES DAVIS

1.STUFF
2.PARAPHERNALIA
3.BLACK COMEDY
4.COUNTRY SON

Miles Davis(tp)
Wayne Shorter(ts), Herbie Hancock(pf)
Ron Carter(b), Tony Williams(ds)
(2)George Benson(g)
(2)1968.1.16
(4)1968.5.15
(3)1968.5.16
(1)1968.5.17
CSCS5150 キリマンジャロの娘
FILLES DE KILIMANJARO / MILES DAVIS

1.FRELON BRUN ( BROWN hORNET)
2.TOUT DE SUITE
3.PETITS MACHINS ( LITTLE STUFF)
4.MADEMOISELLE MABRY ( MISS MABRY)

Miles Davis(tp)
Wayne Shorter(ts), Herbie Hancock(p)
Ron Carter(b), Tony Williams(ds)
Chick Corea(keyb), Dave Holland(b)
(3)1963.1.19
(2)1968.1.20
(4)1968.1.21
(1)(5)1968.9.24
SRCS5712 イン・ア・サイレント・ウェイ
IN A SILENT WAY / MILES DAVIS

1.SHHH - PEACEFUL
2.IN A SILENT WAY - IT'S ABOUT THAT TIME

Miles Davis(tp)
Joe Zawinul(elp&org), Wayne Shorter(ss)
Herbie Hancock(elp), Chick Corea(elp)
John McLaughlin(gt), Dave Holland(b)
Tony Williams(ds)
1969.2.18
N.Y.
CSCS5151
-2
ビッチズ・ブリュー
BITCHES BREW / MILES DAVIS

[DISC-1]
1.PHARAOH'S DANCE
2.BITCHES BREW

[DISC-2]
1.SPANISH KEY
2.JOHN McLAUGHLIN
3.MILES RUNS THE VOODOO DOWN
4.SANCTUARY

Miles Davis(tp)
Wayne Shorter(ss)
Lenny White(ds), Bennie Maupin(b-cl)
Chick Corea(elp), Jim Riley(perc)
Jack DeJohnette(ds), Harvey Brooks(el-b)
Charles Alias(ds), Dave Holland(b)
John McLaughlin(el-g), Joe Zawinul(el-p)
Larry Young(el-p)
1969.8.19
-21
CSCS5153 ジャック・ジョンソン
Original Soundtrack Recording
JACK JOHNSON / MILES DAVIS


1.RIGHT OFF
2.TESTERNOW

Miles Davis(tp)
Steve Grossman(as), Herbie Hancock(ele-p, org)
John McLaughlin(el-g), Michael Henderson(el-b)
Billy Cobham(ds)
1970.4.7
SRCS5717
-8
ブラック・ビューティ
BLACK BEAUTY
MILES DAVIS AT FILLMORE WEST


[DISC-1]
1.BLACK BEAUTY PART.T、U

[DISC-2]
1.BLACK BEAUTY PART.V、W

Miles Davis(tp)
Chick Corea(elp), Steve Grossman(ss)
Dave Holland(b), Jack DeJohnette(ds)
Airto Moreira(perc)
1970.4.10
SRCS5719
-20
マイルス・デイビス・アット・フィルモア
MILES DAVIS AT FILLMORE
MILES DAVIS


DISK1
1.WEDNESDAY MILES
2.THURSDAY MILES

[DISK2]
1.FRIDAY MILES
2.SATURDAY MILES

Miles Davis(tp)
Keith jarrett(org), Chick Corea(elp)
Steve Grossman(ss), Dave Holland(b),
Jack DeJohnette(ds), Airto Moreira(perc)
1970.6.17
- 20
N.Y.
SRCS5713
-4
ビッグ・ファン
MILES DAVIS / BIG FUN

[DISC1]
1.GREAT EXPECTATIONS
2.IFE
3.RECOLLECTIONS
4.TREVERE
[DISC2]
1.GO AHEAD JOHN
2.LONELY FIRE
3.THE LITTLE BLUE FROG
4.YAPHET

1969.11.19,28
1970.2.6
1970.3.3
1972.6.12
SRCS5715
-6
ライブ・エビル
LIVE-EVIL / MILES DAVIS

[DISC-1]
1.SIVAD
2.LITTLE CHURCH
3.MEDLEY : GEMINI/DOUBLE IMAGE
4.WHAT I SAY
5.NEM UM TALVEZ

[DISC-2]
1.SELIM
2.FUNKY TONK
3.INAMORATA AND NARRATION

Miles Davis(tp)
Gary Bartz, Steve Grossman, Wayne Shorter -(sax)
Keith Jarrett, Chick Corea, Herbie Hancock, Joe Zawinul -(electric piano,organ)
Michael Henderson, Dave Holland, Ron Carter -(bass)
Khalil Balakrishna -(electric sitar)
Jack DeJohnette, Billy Cobham -(drums)
Airto Moreira -(percussion)
Hermeto Pascoal -(drums, whistling, vocals, electric piano)
(1-1),( 1-4)
(2-2), (2-3)
1970.12.19

1970.2.6
19706.3-4
SRCS5721 オン・ザ・コーナー
ON THE CORNER / MILES DAVIS

1.ON THE CORNER
   NEW YORK GIRL - THINKIN' ONE THING AND DOIN'        ANOTHER - VOTE FOR MILES
2.BLACK SATIN
3.ONE AND ONE
4.HELEN BUTTE - MR. FREEDOM X

Miles Davis(tp)
Herbie Hancock(key), Chick Corea(key)
Dave Liebman(ss), John McLaughlin(gt)
Michael Henderson(b), Jack DeJohnette(ds)
Don Alias(perc), Mtume(perc)
1972.6.1
1972.6.6
1972.7.7
SRCS5722
-3
マイルス・デイビス・イン・コンサート
MILES DAVIS IN CONCERT / MILES DAVIS

[DISK1]
1.MILES DAVIS IN CONCERT PART.1
2.MILES DAVIS IN CONCERT PART.2

[DISK2]
1.MILES DAVIS IN CONCERT PART.3
2.MILES DAVIS IN CONCERT PART.4

Miles Davis(tp)
Carlos Garnett(ss), Cedric Lawson(key)
Reggie Lucas(gt), Khalil Balakrishna(ele sitar)
Michael Henderson(b), Al Foster(ds)
Mtume(perc), Badal Roy(tabla)
1972.9.29
N.Y.
SRCS5724
-5
ダーク・メイガス
DARK MAGUS / MILES DAVIS

[DISK1]
1.DARK MAGUS-MOJA
2.DARK MAGUS-WILI

[DISK2]
1.DARK MAGUS-TATU
2.DARK MAGUS-NNE

Miles Davis(tp)
Dave Liebman(ts,ss), Azar Lawrence(ts)
Leggie Lucas(gt), Pete Cosey(gt)
Dominique Gaumont(gt), Michael Henderson(b)
Al Foster(ds), Mtume(perc)
1974.3.30
N.Y.
SRCS5726
-7
ゲット・アップ・ウィズ・イット
CD現在行方不明中
CSCS5154
-5
アガルタ
AGHARTA / MILES DAVIS

[DISK1]
1.PRELUDE
2.MAIYSHA

[DISK2]
1.INTERLUDE
  THEME FROM JACK JOHNSON

Miles Davis(tp,org)
Sonny Fortune(ss,as,fl), Pete Cosey(gt,synthi,perc)
Leggie Lucas(gt), Michael Henderson(b)
Al Foster(ds), Mtume(perc)
1975.2.1
大阪フェスティバル・ホール(昼)
CSCS5350
-1
パンゲア
PANGAEA / MILES DAVIS

[DISK1]
1.ZIMBABWE

[DISK2]
1.GONDWANA

Miles Davis(tp,org)
Sonny Fortune(ss,as,fl), Pete Cosey(gt,synthi,perc)
Leggie Lucas(gt), Michael Henderson(b)
Al Foster(ds), Mtume(perc)
1975.2.1
大阪フェスティバル・ホール(夕)


このあたりから2枚組が多くなって、なかなか(経済的に)手が出なくなってきました。このあたりまでは普通に買えるものはほぼ網羅してると思いますので、ご参考に。
CSCS5346 ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン
CD現在行方不明中。
CSCS5349 ユア・アンダー・アレスト
YOU'RE UNDER ARREST
MILES DAVIS


1.ONE PHONE CALL / STREET SCENES
2.HUMAN NATURE
3.MD1 / SOMETHNG'S ON YOUR MIND / MD2
4.Ms.MORRISINE
5.KATIA PRELUDE
6.KATIA
7.TIME AFTER TIME
8.YOU'RE UNDER ARREST
9.medley : JEAN PIERRE /YOU'RE UNDER ARREST /
THEN THERE WERE NONE

Miles Davis(tp)
Bob Berg(ss), John Scofield(g)
Robert IrvingV(syn), Darryl Jones(elb)
Al Foster(ds), Steve Thornton(perc)
Sting(voice), Marek Olko(voice)
James Prindiville(handcuffs)
(4)(5)(6)John McLaughlin -(g)
(2)(3)(4)(5)(6)Vince Wilburn(ds)
1984
N.Y.
WPCP3568 TUTU

1.TUTU
2.TOMAAS
3.PORTIA
4.SPLATCH
5.BACKYARD RITUAL*
6.PERFECT WAY
7.DON'T LOSE YOUR MIND
8.FULL NELSON

マイルス・デイビス(tp)、マーカス・ミラー(b)、ジョージ・デューク(b他)、ホーリーニョ・ダコスタ(perc)、アダム・ホルツマン(syn)、スティーヴ・リード(perc)、オマー・ハキム(d,perc)、バーナード・ライト(syn)、マイケル・ウルバニアク(elec,violin)

ジャケットの写真は撮影者がアービング・ペン、コンセプト・デザインが今の映画ファンならお馴染みの石岡瑛子さん。
ライナーノートの最後に「マイルス・デイビスは、去る5月26日で60回目の誕生日を迎えた。その記念すべき年に放った「TUTU」。」などと書かれていますが、どこにも録音やリリースの年月日が記載されていません。
BSで放送された“THE SUPER SESSION : NIGHT MUSIC IN USA ’89 - ’90”という番組に出演して「TUTU」を演奏しています。番組のハウス・ミュージシャンにベースがマーカス・ミラー、ドラムがオマー・ハキムというマイルスのバンド・メンバーがいたための出演でしょうか。珍しい。他にハイラム・ブロック(ギター)、デビッド・サンボーン(サキソホン)
1986
WPCP3569 シエスタ
SIESTA

1988年アメリカ映画「SIESTA」:監督メリー・ランバート
:音楽マーカス・ミラー:演奏マイルス・デイビス
出演:エレン・バーキン、ガブリエル・バーン、ジュリアン・サンズ、イザベラ・ロッセリーニ、ジョディ・フォスター(#2823)
役者揃いということもありますが、音楽を含めた映像作品として傑作だといいたいところですが、ビデオは画面がスタンダードサイズなのですが、映画はきっとワイドなビスタ・サイズなのではなかろうかと思わせる、奥行き感の出ていないところ有り。残念。
ストーリーの筋立ては今でも斬新。

「ディンゴ」とともにCDが現在行方不明中。店の中にあると思うのですが。
1988
CSCS5340
-1
サークル・イン・ザ・ラウンド
CIRCLE IN THE ROUND
MILES DAVIS


[DISK1]
1.TWO BASS HIT
2.LOVE FOR SALE
3.BLUES NO.2
4.CIRCLE IN THE ROUND

[DISK2]
1.TEO'S BAG
2.SIDE CAR T
3.SIDE CAR U
4.SPLASH
5.SANCTUARY
6.GUINNEVERE

Miles Davis(tp)

1981年発売の未発表集。
[1]-(1)は John Coltrane(ts), Red Garland(p)
Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds) 
というメンバーなので貴重か。(2)は「1958 MILES」と同じ。
[1]
(1)1955.10.27
(2)1958.5.26
(3)1961.3.21
(4)1967.12.4
[2]
(1)1968.1.16
(2)1968.2.13
(3)1968.2.13
(4)1968.11.25
(5)1968.2.15
(6)1970.1.27
WPCP-4600 ディンゴ
DINGO

1991年オーストラリア・フランス合作映画「Dingo」のサントラ。
監督:ロルフ・デ・ヒール、音楽:ミシェル・ルグラン
出演:コリン・フリールス、マイルス・デイビス(#10989)
マイルスが出演して2曲演奏してます。どちらもカッコいい。
1969年のある日、オーストラリアの田舎町プーナフラットに、給油のため緊急着陸した大型ジェット機。この飛行機に乗っていたトランペッターのビリー・クロス(マイルス・デイビス)が見物にきていた村の衆に向かって言う「俺はビリー・クロスというミュージシャンで、世界中を旅したが、このプーナフラットのような素晴らしいところは初めてだ。ここでみんなのために一曲やるから聞いてくれ」てなことを言いながら演奏をしてしまう。これはカッコいい。この曲のビデオ・クリップもこのシーンを使用していてやはりカッコいいのですが、DVDかなにかのオマケとしてでも収録してほしいものです。
そして、聴いているなかに少年のディンゴがいて、演奏の後「この音楽は好きかい?」「最高だった」というようなやりとりの後、ビリークロスは飛び立っていってしまう。
ディンゴは以来トランペットに夢中になってしまう。
マイルスはパリのシーンではディンゴと行動を共に。セリフも多いし良い演技をしています。また、終盤にパリのクラブでセッションに参加、かんろくでカッコいい。これも快調で、素晴らしい演奏です。
観客と一緒に「ブラボー」と言いたくなります。ミシェル・ルグランは上手です。

1991
WPCP-4852 ドウ・バップ
MILES DAVIS Doo-bop

1.Mystery
2.The Doo Bop Song
3.Chocolate Chip
4.High Speed Chase
5.Blow
6.Sonya
7.Fantasy
8.Duke Booty
9.Mystery(reprise)

Produced by Easy Mo Bee for Bee Mo Easy Productions. Associate Producers: Matt Pierson and Gordon Meltzer Executive Producer: Gordon Meltzer

ラップの音楽に乗せて快調に吹きまくる楽しいCD。ジャズというくくりのなかでマイルス・デイビスを聴こうとした人たちには不評だったようですが、マイルス好きなら大丈夫。ロックも好きならなおOK。
店のBGMとしてもよくかけました。
WPCR-443 ライブ・アラウンド・ザ・ワールド
Live Around World

1.IN A SILENT WAY(1988.12.17)
2.INTRUDER(1988.12.17)
3.NEW BLUES(1988.8.14)
4.HUMAN NATURE(1988.11.1)
5.MR. PASTORIUS(1989.4.12)
6.AMANDLA(1989.6.26)
7.WRINKLE(1990.6.20)
8.TUTU(1990.6.20)
9.FULL NELSON(1988.8.7)
10.TIME AFTER TIME(1989.6.5)
11.HANNIBAL(1991.8.25:FROM MILES DAVIS'LAST PERFORMANCE)

マイルス・デイビス(tp,keys)、フォーリー(lead b)、アダム・ホルツマン、ジョーイ・デフランセスコ、ロバート・アーヴィングV、ケイ赤城(keys)、マリリン・マズール、ムニュンゴ・ジャクソン(perc)、リック・マーギッツア(ts)、リッキー・ウェルマン(ds)、エリン・デイヴィス(electric perc)、リチャード・パターソン、ベニー・リートヴェルド(b)etc.

ライナー・ノートにあるエクゼクティブ・プロデューサー:ゴードン・メルツァーの一部引用。最後の一節。
「僕たちは10曲をまず選び、実際のコンサートのように並べてみた。88年から90年にかけてのマイルスの、本当に煙の出るようなホットな夜に客席で聴いたのに似た、コンサートである。それから『ハンニバル』を付け足した。これはマイルス・デイビスの生涯最後の演奏である。トランペットがこの世のものとは思えぬ音、まるでハリウッド・ボウルではないところから聞こえて来るかのようだ。この『ハンニバル』には、思わず首筋が逆髪立ってしまう。不気味なサウンドだ。
 ここに提供するのは、ステージで生で演奏されたままの音楽である。添加物は一切なし。これぞ本物をお楽しみあれ。」
1988
-9
WPCP-5183 ライヴ・アット・モントルー
LIVE AT MONTREUX / MILES DAVIS & QUINCY JONES

1.introduction by Claude Nobs and Quincy Jones
2.BOPLICITY
3.introduction to MILES AHEAD medley
4.SPRINGVILLE
5.MAIDS OFCADIZ
6.THE DUKE
7.MY SHIP
8.MILES AHEAD
9.BLUES FOR PABLO
10.introduction to PORGY AND BRSS medley
11.ORGONE
12.GONE, GONE, GONE
13.SUMMERTIME
14.HERE COME DE HONEY MAN
15.THE PAN PIPER
16.SOLEA

7月8日、スイスのレマン湖に近いモントルーのカジノでコンサートは行われた。この夜ステージには、コンダクターを努めたクインシー・ジョーンズを中心に、ギル・エヴァンス・オーケストラとジョルジュ・グルンツ・オーケストラが合体し、総勢50名近いミュージシャンが集合した。もちろん主役のマイルスを迎えるためだ。
彼は自分の補佐役となるウォレス・ルーニーとバンドのメンバーであるケニー・ギャレットを脇に従え、かつて自分が演奏した名曲名演の数々をここに再現したのである。
 本作にはこの夜演奏された曲の全てが演奏順に収録されている。(ライナー・ノーツより)
サマータイムは感慨深く聴かせてもらいました。クインシー・ジョーンズに感謝。
1991.7.8


ついでと言っては...映像作品紹介

品番 タイトル 棚番
発売:東映ビデオ
(廃盤)
THE SOUND OF MILES DAVIS

MILES DAVIS SEXTET

Miles Davis(tp)
Julian"cannonball"Adderley(as)
John Coltrane(ts),
Wynton Kelly(p),
Paul Chambers(b),
Jimmy Cobb(ds)

GIL EVANS ..MUSICAL DERECTOR & ARRANGER
from COLUMBIA RECORDS ALBUM "MILES AHEAD"

THE ROBERT HERRIGE THEATER

1959年製作
TV番組「ロバート・ヘリッジ・シアター」1959.4.2 CBSスタジオにて収録。
#20047
JSL 10010
CICビクタービデオ
MILES DAVIS LIVE
FESTIVAL INTERNATIONAL DE JAZZ DE MONTREAL


1.OVERTURE
2.ONE PHONE CALL
3.HUMAN NATURE
4.SOMETHINGS ON YOUR MIND
5.TIME AFTER TIME
6.CODE M.D.
7.PRESENTATION MUS.
8.JEAN PIERRE

Miles Davis(tp)
Robert Irving(synt), Robert Berg(ss),
Daryl jones(b), John Scofield(g)
Steve Thornton(perc), Vince Wilburn(ds)

1985年モントリオール・ジャズ・フェスティバルのライブ映像。音質は「88年ミュンヘン・ライブ」に比べウルサ目だが白熱した演奏にふさわしい。
#20015
TSL-0087
東芝EMI
MILES DAVIS AND HIS GROUP
Munich Klaviersommer Philharmonie, Munich


1.PERFECT WAY
2.HANNIBAL
3.CODE M.D.
4.HUMAN NATURE
5.JEAN PIERRE
6.TIME AFTER TIME
7.NEW BLUES
8.PORTIA

Miles Davis(tp)
Kenny Garrett(as. f), Joe McCreary(g)
Bobby Irving/Adam Holzman(keyb)
Benjamin Rietveld(b), Marilyn Mazur(perc)
Ricky Wellman(ds)

1988年7月ドイツ“ミュンヘン・クラビエゾマー”出演のライブ映像。
音質は「85年モントリオール・ライブ」よりクリア、ステレオの奥行きや広がり感も優れる。ライブ・ビデオの中でも優秀。
( sale only )



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