映画好きなら [サ行]

映画好きというなら一度は見ておかなきゃなりませぬ。
ビデオならでは、何時でも見れる、幾度も見れる。
上級者向けといえるものも有って、それは「誰にもオススメ」ではありませんが
良い映画なので、ぜひチャレンジしてみて下さい。



[サ]
タイトル 雑感 棚番
砂の器 1974年:監督野村芳太郎:脚本橋本忍、山田洋次
出演:丹波哲郎、加藤剛、森田健作、
複雑な話をまことに手際よく構成されて、脚本の素晴らしさが誰でもわかることと思います。そして映像も素晴らしい。演出も素晴らしい。演技者もスゴイ人ばっかり。というわけで映画好きの方ならどなたも楽しめ、感動する事でしょう。
#0181
デ・シーカの
自転車泥棒など
1948年:監督ヴィットリオ・デ・シーカ
ひまわり」もそうなのですが、なんでヴィットリオ・デ・シーカはこういう映画を作ってしまうのでしょうか。戦争や戦後を知らない人たちまでなぜ感動したり、身につまされたりするのでしょうか。人間の心の不思議なのかデシーカが上手なのか。制作された1948年、敗戦の国イタリア、公開された時代。デ・シーカはなぜ人々にこれらの作品を見せたかったのでしょうか。

文学作品としての映画を次々と作り出す当時のイタリア映画界。すごいです。
#10378
ヒッチコックの
サイコなど
1960年:監督アルフレッド・ヒッチコック
#1070
殺人者たち 1964年:監督ドン・シーゲル:原作アーネスト・ヘミングウエイ
出演:リー・マーヴィン、クルー・ギャラガー、ジョン・カサベテス、アンジー・ディッキンソン、ロナルド・レーガン
原作もすごいけど出演者もすごい。なにしろ後の合衆国大統領が敵役のギャングのボスで出てます。ただしタイトル・クレジットではまずリー・マービンが出て、次にアンジー・ディッキンソンが出てジョン・カサベテス(後に奥さんのジーナ・ローランズ主演で「グロリア」を監督す)が出て、つぎに相棒の殺し屋を演じるクルー・ギャラガーが出てそれから2人名前が出て次にようやく、Co-Staringとしてロナルド・レーガンがクレジットされるのです。めでたし、めでたし。というわけでのちの大統領も映画の方ではたいしたことなかったのかなァ。
#0632
切腹 1962年:監督小林正樹 :脚本橋本忍
出演:仲代達矢、岩下志麻、石浜明、三国連太郎
暗く、壮絶な映画です。主人公・津雲半四郎が語る、娘・岩下志麻さんの哀れ。なんという可哀想なことだろう。
寛永七年、井伊家の屋敷に、津雲半四郎と名乗る侍が訪れ、庭先を借りて切腹したいと申し出る。やがてその理由が語られてゆくが、半四郎の娘婿の悲劇など次々と人間性を抑圧する武家社会の残酷さが暴かれてゆく。
橋本忍のシナリオは巧妙緻密。必見の価値ある作品です。

それはそうと、小林正樹監督の「怪談」ビデオ・リリースしてください。東宝さま。
#1987
「ジェイコブズ・ラダー」 1990年:監督エイドリアン・ライン
出演:ティム・ロビンス、エリザベス。ペーニャ、ダニー・アイエロ
#8147
「将軍たちの夜」 1966年:監督アナトール・リトバク
出演:オマー・シャリフ、ピーター・オトゥール、トム・コートネイ
#0369
「白い手」 1991年:監督神山征二郎 :原作椎名誠 :脚本佐藤繁子
出演:桜田淳子、小川真由美、南野陽子
#7518
「ジャック・ナイフ」 1989年:監督デヴィッド・ジョーンズ
出演:ロバート・デ・ニーロ、エド・ハリス、キャシー・ベイカー
ベトナム戦争で親友を自分の責任で死なせてしまい、帰還後もその友人への罪悪感から抜け出せない男と、それを見守る妹。そこに「ジャック・ナイフ」と呼ばれた戦友が訪ねてくる。彼の目的は?。
戦争は終わっても、苦悩は残り、人間を壊してゆく。
ほぼ3人の登場人物でのものがたりなので、まるで舞台劇を見ているよう。3人とも素晴らしいです。
#7004
「ストレンジャー・ザン・パラダイス」 1984年:監督ジム・ジャームッシュ
出演:ジョン・ルーリー、エスター・バリント
げらげら笑うのではなく、くすくすと何処か可笑しい話しと映像。とくに映像は当時新鮮で「キネ旬1986年第1位」になりました。
#0490
「最前線物語」 1980年:監督サミュエル・フラー
出演:リー・マーヴィン、ロバート・キャラダイン
#8839
「頭上の敵機」 1949年:監督ヘンリー・キング
出演:グレゴリー・ペック、ディーン・ジャガー
#4464
「戦場にかける橋」 1957年:監督デビッド・リーン
出演:ウイリアム・ホールデン、アレック・ギネス、早川雪洲
#538
DV1131(DVD)
「スタンド・バイ・ミー」 1987年:監督ロブ・ライナー
出演:リバー・フェニックス、コリー・フェルドマン
スティーブン・キング原作の映画化で、さすがロブ・ライナー監督は軽いタッチで感動を呼ぶ作品にしています。
ベン・E・キングの主題歌がリバイバル・ヒットしました。ベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー」はジョン・レノンがカヴァーして全米No.1になり、その後モーリス・ホワイトがカヴァーして全米No.1になり、この映画でベン当人のリバイバルが全米No.1になりました。名曲といって良いでしょう。
#1418
「ザッツ・エンタテインメント」 「ザッツ・エンタテインメント」
1974年:監督ジャック・ヘイリーJR
「ザッツ・エンタテインメントPART2]
1976年:監督ジーン・ケリー
「ザッツ・ダンシング」
1985年:監督ジャック・ヘイリーJR
#0136
#0137
#0138
ディズニー
「砂漠は生きている」
「生命の神秘」
ディズニー「砂漠は生きている」1953年
      「生命の神秘」1956年
監督ジェイムズ・アルガー
#995
#418

スティング 1973年:監督ジョージ・ロイ・ヒル
出演:ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、ロバート・ショウ
もうあまりに有名だけど、勧めずにはいられない。わかっているのにハラハラしちゃう。わかっているのにだまされちゃう。一度みても面白いが二度三度と見ていくうちにオチの仕込みや前振りが判ってきて、見るほどに面白さが増すと言う素晴らしい映画。
だから何度も見るべし。
ワイド・バージョンが廉価版で発売されたら買ってしまったほうが良い映画。
この映画をみたら「明日に向かって撃て」もみてね。
#107
ジャッカルの日 1973年:監督フレッド・ジンネマン
出演:エドワード・フォックス、ミシェル・ロンスデール
フレッド・ジンネマンの「ジャッカルの日」はリチャード・ギアが主演した「ジャッカル」とは全く別物のすごい映画です。正体不明のジャッカルが一度のチャンスに賭けるドゴール大統領暗殺計画。計画を阻止するためジャッカルの正体を追及するフランス警察。両者の行動がドキュメンタリー・タッチで描かれ緊張感のある映画をつくっている。
公開当時、シトロエンDSの行列も(一部で)評判でしたが、なによりジャッカルが特別に注文した銃を試射するシーンで軟頭弾がどんなものかを見せられたのには、みんな驚きでした。
#108
「3人の逃亡者」 1989年、監督・脚本:フランシス・ヴィベール
出演:ニック・ノルティ、マーティン・ショート
小さい娘のためににわか銀行強盗となったマーティン・ショート。銀行に居合わせた元ベテラン強盗のニック・ノルティを人質に選んだからサア大変。警察ジェームズ・アール・ジョーンズも犯人と人質を逆だと思い込むし。
#4489
「ショートサーキット」 1986年、監督:ジョン・バダム
出演:アリ・シーディー、スティーブ・グッテンバーグ
ショート・サーキットって自動車レースの映画ではないんですヨ。軍事用に開発されたロボット“ナンバー5”は落雷を受けて“感情”を持つようになってしまう。
いろいろ学習をしてアリ・シーディーちゃんとも仲良くなったりするが、軍関係者はほっとけるワケもない。
#806
「戦略大作戦」 1970年:監督ブライアン・G・ハットン
出演:クリント・イーストウッド、ドナルド・サザーランド、テリー・サバラス
戦争そっちのけで金の延べ棒強奪をたくらむ破天荒な大作戦。
#119
「勝利への脱出」 1981年、監督:ジョン・ヒューストン
出演:シルベスター・スタローン、マイケル・ケイン、マックス・フォン・シドウ、ペレ
第2次大戦の最中、連合軍捕虜チームとドイツ・ナショナル・チームがサッカーで対決。ドイツ軍はこの試合をプロパガンダに利用しようと大掛かりな試合になってゆく。
#1684
ジャック・ブル 1999年:監督ジョン・バダム
まじめな映画。実話を題材にすればこのように作らざるを得ないのか。映画は良く出来ていて最後まで興味深く見てしまった。共感できるかどうか、この映画の後味の悪さはいろいろ考えさせられる、という映画です。見てもいいかも
☆先日、酒に酔って無免許で無車検の車を乗り回したあげく、幼い少女をひき殺した男の裁判のニュースをTVで見ました。判決は確か懲役6年であったと思います。少女の母親のコメントは「これから何十年も生きる子の命を奪っておきながら判決はあまりに軽すぎる」というものだったと思います。

店長も全体に日本での犯罪の被害にあった命の値段・価値は低すぎると思っています。この男の無免許というのは以前飲酒運転によって免許停止か失効されたためだといいます。「1999年11月に東名高速で酒酔い運転のトラックに追突された乗用者が炎上、乗っていた幼い姉妹が死亡した事故で、東京地検は6月21日、被告(56)を懲役4年(求刑懲役5年)とした東京地裁判決を不服として、東京高裁に控訴した(時事通信社)。
昔から日本には「喧嘩両成敗」ということばがあってこれを怠り不公平に裁いたりすると、後に禍根を残し「忠臣蔵」が起こったりするわけです。まして犯罪の被害というのでは一方的なものですから、これを犯罪者に償わせることが不公平であってはならないはずです。これを誤ると「犯罪が割りに合う事」になったり、「いっそ口封じの為に殺しちゃえ」となるわけです。

使い方を誤ればそれが凶器になると言うのは自動車とは限りませんが、車は安直に人を殺せる凶器です。
酒を飲めば人間のいろいろな能力が低下します。類似の薬物・麻薬とも同じものですが、酒自体は合法的なものですからこれによる被害に対しては甘くなりがちです。しかし酒も車と同じで過ぎれば凶器ですから飲む際には大きな責任が科せられるべきだとおもいます。酒を飲んで責任や判断力が低下したときの殺人は通常より重い刑が科せられるべきだとおもいます。車で、事故ではなく一方的にひき殺したりすれば通常より重い刑が科せられるべきだと思います。この懲役5〜6年というのは酒を飲んで車を運転している常習者には十分な軽さだと思います。

だって店長はいろいろ職を変えたりしたけど5年勤めたとこが2箇所、7年勤めたとこが1箇所、アップルなんて14年だもんネ。
もちろん公平にというのは被害者の決める公平ではなく、社会的に社会が納得する判決ということです。それによって世間も被害者を慰めることが出来、被害者は気持ちはおさまらなくてもマァしょうがないとあきらめられることだと思います。解釈はいろいろあるでしょうが「判決」と言うことに対しても社会は評価をすべきではないでしょうか。

最高裁判事の評価が選挙のおりに行われますが、なにをどう裁いた人で、どのような考えの持ち主か判らないのでは評価しようがないのでは。「憲法の番人を直接チェック」のうたい文句もピンとこないよね。
この映画を見て不公平に対して怒りましょう。
#C060003

セイヴィア
1998年:監督ピーター・アントニエビッチ 製作オリバー・ストーン
デニス・クエイドが扮するアメリカ軍将校がテロで家族を失い、過去をすてるため外人部隊に入る。そしてボスニア紛争に従軍して非人間的な戦いを見るうちに、徐々に自分の人間性を取り戻してゆく。
*オリバー・ストーンらしい真面目な戦争映画。*画面の色調も落ち着いていて映画にマッチしている。*暗い。

民族紛争というのは通常いう戦争より悲惨だ。と、思うのだがどうなのだろうか。この映画ではボスニア紛争の背景などは描かれておらず、日本にいる私達はNEWSなどでも、セルビア側とクロアチア側のそれぞれの言い分や情報がまったく食い違っていてどうなっているのか判らない状態ですが、互いに憎みあい、憎しみを持って殺す恐ろしい光景が描かれています。

暗い映画と言った人もいましたが、店長は暗いというより静かな映画という印象を受けました。音楽がまたポルトガルのファドににていたため暗い印象になったのかも知れません。
#C090003


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