映画好きなら [ナ行]

映画好きというなら一度は見ておかなきゃなりませぬ。
ビデオならでは、何時でも見れる、幾度も見れる。
上級者向けといえるものも有って、それは「誰にもオススメ」ではありませんが
良い映画なので、ぜひチャレンジしてみて下さい。



[ナ]
野いちご
1957年:監督イングマル・ベルイマン
この映画は老人が人生について考えるという話しですが、人生について考えるのは老人だけでなく若いイングリッド・チューリンさん(ステキだ)も考えるし、他の登場人物も考える。とはいっても、けっして難しい映画ではなく、モノクロームの映像は美しく、随所に斬新な場面があり今でも新鮮な映画だと思います。
それは、99年に話題になったブラザーズ・クエイの「ベンヤメンタ学院」などを見ても、以前にアートシアターなどで毎回のように斬新な映像をみてきた世代にはイマひとつ映像に斬新さと構成のツメがアマイのでは、と思えてしまうほどなのです。(なんだかわからないその題名は、つい見たくなってしまう素晴らしさ)
ベルイマン作品はどれもすごいですがチョット、マニアックになるかも。「沈黙」のイングリッド・チューリンさんはすごいですよ。
「何がジェーンに起こったか」
1962年:監督ロバート・オルドリッチ
「眠れぬ夜のために」
1985年:監督ジョン・ランディス
「ニュー・シネマ・パラダイス」
1989年:監督ジュゼッペ・トルナトーレ
「ナイト・ブレーカー」
1989年:監督ピーター・マークル

ナバロンの要塞 1961年:監督J・リー・トンプソン
アリステア・マクリーンの小説はどれも面白いのですが「小説・ナバロンの要塞」は格別面白い。小説の面白さと映画の面白さは別なのですが、つい比べて映画にがっかりしてしまうことも多いのですが「映画・ナバロンの要塞」は小説と同等か、さらに面白いともいえる1本です。それは登場人物それぞれの個性が小説よりも際立っていたことが大きな要素だとおもいます。
マクリーン自身もこの映画を大いに気に入って続編の「ナバロンの嵐」は「映画・ナバロンの要塞」の人物・その他の設定を使用して書いてしまいました。「小説・ナバロンの嵐」はさらにスケールが大きく面白い小説ですが、「映画・ナバロンの嵐」は残念な事に一作目が良すぎたためでしょうか比較の対象にはなりませんでした。俳優は悪くないのに、個性が光らなかったためでしょうか。物語のスケールがデカすぎたためでしょうか。
DVD版ナバロンの要塞」はビデオ版より10分以上長いうえ映像特典としてグレゴリー・ペック、アンソニー・クイン、ジェームス・ダーレン、そしてJ.リー・トンプソン監督が語る「メイキング・ナバロンの要塞」その他が収録されています。
アンソニー・クインの赤シャツの秘密とは・・・、楽しい話題でいっぱい。お得なソフトです。レンタル屋にあったらすぐ借りましょう。
アリステア・マクリーンの原作の映画では、「荒鷲の要塞」がこれもまた、とってもオススメです。
#391
「ニューヨーク東8番街の奇跡」
1987年:監督マシュー・ロビンス
立ち退きをせまられるボロアパートの住人と可愛い空飛ぶ円盤のほのぼのとした暖かい物語。スゥイング・ミュージックが良い雰囲気を出しています。
#2080


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