映画好きなら [ハ行]

映画好きというなら一度は見ておかなきゃなりませぬ。
ビデオならでは、何時でも見れる、幾度も見れる。
上級者向けといえるものも有って、それは「誰にもオススメ」ではありませんが
良い映画なので、ぜひチャレンジしてみて下さい。


[ハ]
「ピンクの豹」
1964年:監督ブレイク・エドワーズ
これはオシャレな映画で、また映画らしい映画です。あでやかなカルデナーレ王女にかっこマンの怪盗デビッド・ニヴン、そしてなぜか警部のピーター・セラーズ/クルーゾー警部。そしていつもはオスマシなキャプシーヌがクルーゾーに振りまわされてついおバカをやってしまう警部婦人に。カワイソウ。ドタバタもとってもオシャレ。仮装舞踏会からの逃走・追跡もオシャレですねぇ。見ていない人の為に結末はいえませんが、とんでもない結末です。
2作目のクルーゾー警部は「暗闇でドッキリ」ですが、これの結末はさらにとんでもない結末になります。そして3作目の「ピンクの豹2」を経て4作目の「ピンクの豹3」では、犯人がいかにして世界征服をたくらんでしまうのか納得が出来てしまうと思います。
コーエン兄弟の「バートンフィンク
1991年:監督ジョエル・コーエン
コーエン兄弟の映画はどれも面白くて店長は大好きなのですがこの「バートン・フィンク」は、アカデミー脚本賞を貰った次作の「ファーゴ」よりも傑作だと思います。映像や音響からうけるインパクトがどの映画よりすさまじい。暑苦しいなかで突然現れる清涼感「ザッパーン」。暑苦しい男ジョン・グッドマンの半端じゃない暑苦しさ。
ハリウッドは砂漠地帯だから蚊はいないと言われるのにおでこを蚊に刺されてしまうニューヨークの劇作家タトゥーロ。ブシェーミやその他コーエン兄弟の映画におなじみの人たちが相変わらず同じ人とは思えないことをやってます。幾度も見るうちにラストシーンで涙がでるようになってしまった。どうしてだろうか。
最近作の「ビッグ・リボウスキ」もまたおかしい。旧作の「XYZマーダース」(監督はサム・ライミ)、「赤ちゃん泥棒」もとってもおかしい。「ミラーズ・クロッシング」は誰にもすすめられるギャング映画ですが、この映画の「日本語吹替版」がまたおすすめ。とっても良いです。
キューブリックの博士の異常な愛情
1963年:監督スタンリー・キューブリック
この映画にはビックリしました。なにせ本当にやっちゃうんだから。ってなにを。水爆ですよ、最終戦争ですよ。人間の文明の終末です。今も昔もそういうことは回避出来ると思ってあたりまえ。でも、しくみがわかれば、なぁーんだ出来ちゃうんだ、この世の終わり。
終わっちゃう映画は、ほかに「駆逐艦ベドフォード」というのも有りました。米駆逐艦カーク・ダグラス艦長がソ連潜水艦を執拗に追い詰めると、ついにはソ連潜水艦も我慢できなくなってミサイルを発射してしまう。冷戦という敵味方がかなりハッキリしていた時代ではけっこうびびる映画でした。ビデオ化してほしいです。
「渚にて」はそうなっちゃた時のしんみり系のドラマです。「風が吹くとき」というイギリスのアニメもそんなときどうしたら良いかを教えてくれます。
最近では「大統領の選択」が面白かった。やはりこの世の終わりは回避してほしいよネ。
「パピヨン」
1973年:監督フランクリン・J・シャフナー
「フルメタル・ジャケット」
1987年:監督スタンリー・キューブリック
「ポセイドン・アドベンチャー」
1972年:監督ロナルド・ニーム
「フレンチ・コネクション」
1971年:監督ウィリアム・フリードキン
「バード」
1988年:監督クリント・イーストウッド
「ブルース・ブラザーズ」(ワイド)1980年
「ブルース・ブラザーズ2000」1998年
監督ジョン・ランディス
「ベルリン 天使の詩」
1987年:監督ヴィム・ヴェンダース
「ヒッチャー」
1986年:監督ロバート・ハーモン
「バニシング・ポイント」
1971年:監督リチャード・C・サラフィン
「バック・ドラフト」
1991年:監督ロン・ハワード
「ビグルス・時空を超える戦士」
1985年:監督ジョン・ハフ
「フェリスはある朝突然に」
1986年:監督ジョン・ヒューズ
「ポリス・アカデミー」Vol.1,3,5
1984,86,88年:
どういうわけか奇数番のボリュームがよろしいようで

プリンセス・ブライド 1987年:監督ロブ・ライナー
風邪で学校を休んだ男の子におじいちゃん(ピーター・フォーク)が読んで聞かせる物語は魔法やチャンバラ、巨人や怪獣、拷問もあるしロマンスもある。海賊もあるし敵討ちもある何でも有りの物語。
たあいが無いけど面白いので何度も見てしまう映画。
音楽はマーク・ノップラー
#2466
「ブリット」
1968年:監督ピーター・イェーツ
#643
「張込み」
1987年:監督ジョン・バダム
#2091
ヒマラヤ杉に降る雪 1999年:監督スコット・ヒックス
イーサン・ホーク、工藤夕貴、マックス・フォン・シドー、
(物語)1954年殺人事件の裁判で、被告は日系人の漁師ミヤモト。第2次世界大戦直後で反日感情の高い中で事件は起こり、裁判も行われる。
*ドラマらしい落ち着いた調子のテンポで話が進んで行き、カメラも演技もやり過ぎでない感じで良い。子供時代の楽しさは、みんな美しく哀しい。そんなことが良く描かれている。話が淡々と進んでゆくので、2度3度と見ると良いかも。

イーサン・ホークのお父さん役でサム・シェパードが久しぶりでカッコイイ役をやってます。この人は「ライト・スタッフ」で不屈のカッコイイ役をやっていたのに他ではたいがいカッコ悪いというか情けないような役が多いんですね。劇作家としてはピューリッツァー賞やオビー賞を貰ったりしてるのに。

戦時中の日系アメリカ人強制収容所を描いた映画にアラン・パーカーの「カム・シー・ザ・パラダイス」(邦題:愛と哀しみの旅路:出演デニス・クエイド、タムリン・トミタ)。田舎町での出来事「日本人の勲章」。戦後まもなく、ある田舎町に片腕の男(スペンサー・トレーシー)がやって来ます。その男は戦死した戦友(日系人)の勲章を両親の住むこの田舎町に届に来たのです。ところがこの町を探しても、日本人はどこにもいなかったのです。調べてみると・・・。サスペンス映画としても面白いし、役者揃い。

差別や偏見を裁判を通じて描いた傑作に「アラバマ物語」(1962年:監督ロバート・マリガン:主演グレゴリー・ペック)があります。モノクロの映画ですが是非ご覧下さい
#D040010
梟の城 1999年:監督 篠田正浩
映画はそれなりに良く出来ていると思いますが、まじめな篠田監督にはミスマッチと思ってしまう作品。売るほうがアクション映画。で、見るほうもアクション映画のつもりですから見終わった後で「がっかりした」というのもわかります。
篠田監督ならば原作から人間男女の愛憎を中心に話しが進み、100分位の作品にすれば、アクションはコレくらいでも十分良い映画が出きると思うのですが。歴史を面白く読ませる司馬遼太郎の原作ということでリキが入ったのでしょうが、司馬小説中期までの作品では理屈っぽくならず面白さを先にだしたほうがよいと思います。
だらだらとなかなか終わらないというのも若い人に不評の一因かも。歴史小説ではないのですから原作に思い入れは不要では。映画は割り切りが大事だよね。
名優小沢昭一久々のご出演、そのお姿を見るためにビデオを借りた人も。
人を殺しに行く話では、クリント・イーストウッドの「許されざる者」が傑作。映画作品に必要な「起承転結」「魅せるリズム」のお手本にも。クリント監督は心得ていて彼のどの作品も、クライマックスではわかっていてもハラハラしちゃうんだよね。最近作「トゥルー・クライム」もオススメです。
#20140


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