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解説:(機種名)三葉機(トライプレーン/トリプレーン)。戦闘機。第一次世界大戦機。
実機は300機そこそこしか作られていないのに有名なのは、リヒトフォーヘン男爵の最期の乗機だったから(男爵の撃墜記録のほとんどはアルバトロスシリーズで作られている。1918/4/21にこの機体に乗っていて、おそらく対空砲火によって撃墜された)。
イギリス軍のSopwith tryplane(1917/4に登場)の運動性能の良さを見て、それをまねて作られた機種。キャメルの対抗馬といえるが、運動性ではこちらが上のようだ。
このころはスパッドS.XIIIの220kmを始め、高速な機体が次々登場していたが、Dr.Iはそれに比べて低速だ。代わりに格闘性能はずば抜けていて、レッド・バロンことリヒトホーフェンに「猿のように上って悪魔のように回るClimbed like a monkey and manoeuvred like the devil.」と言わしめた。就役早々の1917/8にはウェルナー・フォスが21日間に22機撃墜という脅威のスコアを上げる。
リヒトホーフェンの言葉にあるように、特に上昇力では他のどの機体をも凌駕していたという。しかし、翼が脆弱で、ダイブから引き起こすときに翼端が吹き飛ぶ弱点があった。
この種の事故が続いた後、1917年10月末に一度戦線から引き上げられ、12月に新しい翼をつけて復帰している。ところが、改良型の翼にも関わらず、相変わらず同じ欠点を持っていた。生産数が少ないのは、この欠点と無縁ではないだろう。
データ:フォッカーDR1(1917年/8月ドイツ)
全幅:7.19m、全長:5.77m、全高:2.95m、重量:585kg
ル・ローン9J空冷式回転星形9気筒110hp×1 最高速度165km/h 武装シュパンダウ7.92mm機銃×2
出典「図解 世界の軍用機史1レシプロ機編」グリーンアロー出版
「飛行機の100年史」鈴木五郎/PHP文庫
Fokker
DR.-I Triplane - Germany
参照項目:
解説図:Targetwareのスクリーンショット

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