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2005/1/7
プラモデルを作らなくなって、もう何年も経つ。正直に言ってしまえば何十年と経つ。詳しくいうと角まで立っちゃうので年数の話はここまでにしたい。
今のプラモデルははめ込み式になっているそうで、簡単に組み立てられる。関節まで動く。変形もする。あまつさえ着色済みだったりする。少なくともガンプラ(ガンダムのプラモデル)の宣伝を見ている限りはそうなっているようだ。
昔はというと、成型精度がそれほど高くなかったので、飛行機の胴体を張りあわせると上下の高さがちょっと違っていたりすることもあった。現物合わせでヤスリで削り、ピッタリに合わせたりするのである。消えてしまった筋彫りを彫刻刀で入れ直さなくてはならない。
プラモデルの色はたいていが1色で、船ものだけが船体下部(喫水線下にあたる部分)に赤いプラスチックが使ってあった。透明部分のあるものはそのほかにクリアパーツがついている。そんなわけで一つのプラモデルでパーツの色はせいぜい3色しかなかった。普通は組み立てた後(または組み立て前に)色を塗るのである。
キット内容をそのまま組み立てるのは初心者。部品を削ってピッタリに合わせて奇麗に作れるようになるとまあまあ。だが、色をラッカー(プラカラーというのはどこかの商標だったよね、多分)そのまま塗りたくっているようではまだまだ半人前だった。
ウェザリング(汚し)といって、一度奇麗に色を塗った後、何年も使われたように上手に汚せるようになるとやっと一人前である。エンジンの焼け方、マフラーのすす、フェンダーのへこみ、機関砲の硝煙跡、タイヤの泥などなど、汚す部分はいくらでもある。どこをどんなふうにどれだけ汚すかが腕の見せ所なのだ。
デジカメの露出の違和感については「ハーフツァイス」で書いた。それだけでなく、どうも画面全体がさっぱりしている。まるでウェザリング前のプラモのようだ。奇麗は奇麗なんだけど、存在感がない。
問題が露出だけならカメラ側で調節もできる。それだけでなく、別のところにも問題がありそうだ。
僕のお手製写真集は、銀塩の頃からデジタル写真集である。銀塩だって白飛びするし黒つぶれもする。が、画面の自然さはフィルムをスキャナで読み込んだ方が、デジカメで撮影した画面よりも確実に上だ。
不自然さの原因というのは、デジカメ特有の妙にキッパリした線やくっきりした色味にありそうだ。これらは内蔵している画像エンジン(正式にはなんというのか知らない。CCDの数値から画像を作る部分のことをいっている)のせいなんだろうと思う。それにjpg圧縮が加わって、現在のようなちょっと違和感のある画面ができあがっているのだろう。僕のようなシロートには正確な原因追及はできないが、そんな風に思っている。
原因はともかく、なんとかこの違和感を軽減しようという努力をする。画像処理ソフトでいろいろいじり回すことになる。といっても、シャープネスに関しては僕の場合ほとんどいじらない。
下手にシャープネスをかけると、意図とは逆に画面の違和感がもっとひどくなる。デジカメの画面はもともとちょっとシャープ(くっきりはっきり)すぎると思っていることもある。ぼかしをかけてもあんまり違和感は取れないのでその辺りは放ってある、というのが正直なところ。
僕がいじるのはトーンカーブ、明るさ、コントラスト、レベル補正といったものだ。そーいえば銀塩フィルムをスキャンするときもやっぱりこのあたりをいじっている。フィルムスキャンの場合はフィルムの印象に近づけようという努力だが、デジカメのデータをいじるときはできるだけ頭の中のイメージに近づけようとする努力だ。
本来、写真を撮ったときに定着していなくてはならない画像が、デジカメではその後の画像処理にまではみ出してしまっている。写真を撮るのとは違ったところで力を使っているみたいで、作業自体に違和感を感じてしまうが、気になるんだからしょうがない。
秋口から撮りっぱなしでその後の整理をしていなかった。おかげでたまる一方だったのである。結果、年末年始に大量の写真を整理するはめに陥り、作業をしながらそんなことを考えてしまった。
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