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縦横比の話
2004/4/22
35mmフィルムを使った現代のカメラは画面フォーマットは24mm×36mmとなっている。縦横比率を簡単に見るためにこんな計算をしてみる。36/24=1.5。縦横比は1:1.5ということだ。
次にデジカメを見てみる。次に上げたのはT VS Digitalの例。
2560/1920=1.3333...
1600/1200=1.3333...
1280/960=1.3333...
640/480=1.3333...
最高解像度に違いがあるので手元のカタログを参考に他の機種も見てみる。2592/1944=1.3333...(コニカミノルタRevio KD-510Z)、2304/1704=1.3521126761(コニカミノルタRevio KD-410Z)、2048/1536=1.3333...(リコーCaplio RX)、2832/2128=1.3308270677(フジフイルムFinePix F710)。
VGAなんて表現があるところから察して、この比率の出所はコンピュータのディスプレイなんだろう。
縦横画素数の組み合わせはだいたいこんなもんらしい。デジカメの縦横比はほぼ1.3である。銀塩とは0.2の違い。ところがこの0.2が大きいのだ。

明らかに違うでしょ?
さて、次は出力先である紙をみてみる。インクジェットプリンタなどで使う紙の大きさを考えると、A判B判があり、どちらも縦横比は1.41になっている。まんま、紙文化を引き継いでいる。実は1.41という比率は、人間がもっとも自然と感じる縦横比らしい。紙の縦横比はそれとは別に半分で切っても同じ比率(1:ルート2=1.41)が保たれるところから来ているらしいですけど。
さてさて、今度は伝統的な写真判の大きさのことを考えてみる。大きさはこちらのページを参考にさせていただきました。「写真用印画紙の大きさ1」。「写真用印画紙 サービス版の大きさ」には縦横比もでていますので参照してください。
全紙(457x560)=1.23、
4切(254x305)=1.20、
6切(203x254 エイトバイテン)=1.25、
8切(165x216)=1.31、
キャビネ(120x165)=1.38、
4x5=1.25、
手札(71x105)=1.48、
大名刺(65x90)=1.38。
けっこうばらつくのだ。
35mmカメラの世界、伝統的なカメラの世界、紙の世界、デジカメの世界とそれぞれ別々の縦横比文化を持っている。
すでに見てきたように、出力を含めて考えると、画面いっぱいに出力しようと思ったら1.5だろうが1.3だろうがトリミングすることになる。
できあがった写真を見るとき、どの部分を見てもらいたいか、どういう流れで見てもらいたいか、どんな感じを抱いてもらいたいかでプリントする部分を変える。必然的に縦横比も変わってくる。35mmで撮りながら6×6のように真四角にトリミングしたこともある。そんな風に最終出力前に縦横比を変えちゃうんで、撮影時に1.3の比率でもかまわないんである。
どんな具合かというと、T VS Digitalのテスト撮影の時のデータでちょっと実演。上がオリジナルで、下がトリミングしたもの。
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| 町を見下ろす、という高さの感じがほしかったので、縦長にトリミング。縦横比は1.45。 それにしても、街灯とロボットが対角線上に来るように撮れば良かったのになぁと後の祭りがピーヒャララ。 |
気持ち、横の安定感がほしかったので右と下、上も若干トリミング。縦横比は1.37。右下隅に写っているタバコも消えた(^^; こちらも夕方の撮影で、実際にはもっと暗い場面。本当なら色味も印象に近くなるよういじるでしょうが、ここではパス。 |
上の例だと大きさが小さいので変化の度合いが分かりにくいと思う。でもね、プリントサイズで見るとけっこう印象が違うんですよ。
こんな具合にトリミングするから縦横比が1.33でもいいんです。いいんですけど、でもね、実際問題として、ファインダーの縦横比が35mm版と違っているので、ちょっととまどっちゃったりもするのだ。1.5という比率は、絵作りする時に縦の流れ、横の流れというのを捕らえやすいように思う。慣れてるだけかな? 1.5のファインダーに戻してくれーなんてこともいっていられないので、1.3の比率で絵作りすることに慣れる必要がありますね。
そのうち、ファインダーだけ1.5で記録は1.3とかでてくるかも。でないか。
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