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ハーフ・ツァイス
2004/5/29
どうもデジカメの露出設定は僕にとってはちょっと明るいようだ。持っているデジカメはCONTAX T VS Digitalだけなので、話を一般化してはいけない。ごもっともである。
デジカメメーカーのサイトに行くと、そのデジカメで撮影したサンプルが掲載されている。それをみても、どうも僕にとっては「ちょっと明るい」。あと-0.5、ときには-1.0して欲しいと思ってしまうこともしばしば。で、T VS (D)だけの問題ではないのではないかと。
銀塩コンパクトは、ネガフィルムに合わせて明るめに露出を設定していた時期がある。今では適正露出か、高級コンパクトの場合はリバーサルに合わせてむしろ暗めになっていたりする。銀塩の場合、「ちょっと明るい」絵ではなく、(僕の)適正露出かむしろやや暗めになっているのだ。その絵を見慣れているということも、僕がデジカメの画面を「ちょっと明るい」と感じる理由のひとつかもしれない。
人それぞれ好みの露出があると思う。僕の好みでは明るすぎるということなので、ふーんと思いながら読んでもらいたい。
サンプルを見ていてひとつ気がついたことがある。気のせいかもしれない。でもね、人物撮影の時だけ妙に露出がしっくりきているんだわ。考えてみれば、人物撮影では露出は少し明るい方がいい。暗めの露出にすると人物は生々しくなってしまう。もっと暗くなると毒々しくなったり、ひどく暗くなるとおどろおどろしくなってしまう。ひょっとしてデジカメの露出がちょっと明るいのはこれが原因なんじゃないか? メーカーさんは人物撮影を中心において、そこに合わせているんではではではでは(エコー)。
何故ちょっと明るいのかという理由は脇に置いておいて、僕のデジカメでもやっぱり明るいもんで気に入らない。露出補正しながら撮影を繰り返し、どの程度の補正をスタンダードにしたらいいのか、ということを探ってみた。
だいたい「ちょっと明るい」なんてつきあいにくいじゃないですか。どうせなら暗い人の方がそれなりのつきあいができそうだ。「ちょっと明るい」人は、なんだかいつもこちらに気を遣われているようで、こちらもいつも気を遣わなくてはいけないような気がする。
| コラム:カラーマネジメント |
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うちのマック君は一応DTPの基本通り、ディスプレイはガンマ1.8/6500度C(ケルビン温度のこと。以下同様)に設定してあり、PhotoshopのカラープロファイルはAdobe RGBである。 たいていのデジカメに採用されているカラープロファイルはsRGBだ。でも大丈夫。Photoshopで読み込むときにはプロファイルの変換(平たくいうとカラー変換)して読み込むし、sRGBよりAdobe RGBの方がカラー領域が広いのだ。 自分一人でやっている分にはこれでOKである。後は出力するソフトとプリンタのカラーマッチングをすればよい(アドビの製品なら出力時にモニタプロファイルとプリンタプロファイルを指定すればいいだけ)。それでモニタ上の見た目とプリント出力結果はおおむね一致する。 webなどに掲載する場合、困ったことになる。1.みんながカラーマッチングされたディスプレイ環境で見ているとは限らないし、2.ICCプロファイルを理解するブラウザで見ているとも限らない。 1.でいうと、MacintoshにしろWindowsにしろ、ほとんどの人はディスプレイの色温度をデフォルトのまま使っているだろう。で、ほとんどのディスプレイではデフォルトの色温度は9300度Cである(たぶん。いろいろ見てみたら、Windowsでは6500度Cだという話も見た。なにが本当なんだか…)。9300度Cではかなり明るく、かつ寒色系に寄っている。sRGBの規格ではガンマ2.2/6500度Cが標準ディスプレイ環境なので、合致していない場合はsRGBの環境にマッチしていないことになる。
2.の方は人のことはいえない。IEにはカラーマッチング表示の設定がある。しかし、処理速度が落ちるという理由でColorSyncのマッチングを行わない(画像に埋め込まれたICCプロファイルによるカラーマッチングを行わない)ようにしているのであった。Mozilla/Netscapeにはそういう機能はないようだ。 さらに、Macintoshで見てちょうど良くても、ガンマの違いでWindowsの方がコントラストがきつく、暗く見える。逆にWindowsでちょうどいいとMacintoshでは明るくなる。このページも例外ではない。 まー、そんなこんなでwebではかなり異なって見えているはずだ。 |
T VS Digitalは起動スピードと合焦スピードを除いてなかなか良くできたカメラである。んが、どうもできあがった画面はツァイスにしてはすっきりさっぱりしている。なんか軽い。何しろ天下のツァイスである。もっと存在感が欲しい。ページタイトルのハーフ・ツァイス(50%ツァイス)というのは言い過ぎで、ツァイス70%くらいだろうか。原因は「ちょっと明るい」にあるとにらんだ。
この機種では、ABCブラケッティングの露出幅を0.5にして撮影すると、+0.5/±0/-0.5と撮影してくれる(順番は変更可能)。ちょっとテストをしてみたら、最初に露出補正をしておくと、それにかぶせてABCしてくれることがわかった。例えば、最初に露出補正を-0.5しておき、0.5EV幅でABC撮影すると±0/-0.5/-1.0で撮影できるのだ。段階露出が簡単にできる。しばらくこのセッティングで撮影してみた。
余談だが、Exif情報にはABCによる露出補正情報は書き込まれないことを発見。普通の露出補正情報は書き込まれる。ABCすると、いずれのコマも「露出補正値0.0」と記録されるのである。最初に露出補正を-0.5してあれば、全コマ「露出補正値-0.5」となる。おいおい。
といったカメラ事情を確認した上で、しばらく段階露出で撮影してみた。
そーかそーか。だんだんわかってきた。やはりT VS Digitalの露出設定は僕には明るすぎる。日中のショットでは-0.5〜-1.0が当たりとなるケースが多い。-1.0で当たりとなる方が多いのにちょっとビックリ。空を半分以上画面に採り入れたりすると、補正なしが当たりとなるようだ。いずれも分割測光の場合である。
僕は銀塩の時から、フィルムスキャナでデジタルデータにして取り込み、カラープリンタで出力するというスタイルである。銀塩の場合、暗すぎと思ったらフィルムスキャナで読み込むときに補正してやる。
デジタルカメラの場合、撮影したらそのままデジタルデータになるため、スキャン時に補正するという芸当ができない。画像処理ソフトでデータをいじることはできる。かわりに画質を落とすことになる。つまり、銀塩コンパクトの場合少々露出が外れていてもスキャン時に補正できるので安心していられるが、デジカメの場合は撮影時にピタリを出さないと画質劣化をまねく。ちゃんと撮影しなくちゃなのだ。
デジカメならスキャンの手間がなくてすぐにコマ選びに入れるから楽だと思っていた。それは間違いなくそーだったけど、段階露出しないと当たりデータを手に入れられないことになり、結局撮影の時に手間がかかるようになっちゃってうーむむむなのだった。
銀塩コンパクトと異なり、デジタルカメラには露出補正機能が必ずと言っていいほどついている。感心感心と思っていたら、こういうところに原因があるのだなと納得した。
以下、実例を少々。前述のコラムにあるように、露出の判断はガンマ1.8/6500度Cに調節したディスプレイで行っている。Windowsでご覧の方は僕がよほどの「暗好き」に思えるかも(^^; まー、雰囲気だけ感じ取ってください。
あ、一応下の画像にはsRGBのICCプロファイルを埋め込んであります。
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±0 × |
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-0.5 ○ |
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-1.0 △ |
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±0 × |
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-0.5 ○ |
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-1.0 △ |
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±0 × |
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-0.5 △ |
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-1.0 ○ |
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±0 × |
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-0.5 △ |
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-1.0 ○ -0.7くらいが正解かな。 |
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±0 × |
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-0.5 ○ |
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-1.0 △ |
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±0 × |
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-0.5 △ |
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-1.0 ○ |
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±0 × |
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-0.5 △ |
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-1.0 ○ |
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±0 × |
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-0.5 △ う〜ん。-0.7が正解かも。 |
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-1.0 ○ |
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±0 × |
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-0.5 △ |
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-1.0 ○ -1.5でも良い感じ。 |
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