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Biplane登場する複葉機
複葉機はのんびりしているなどと冒頭に書いたけど、第一次大戦はのんびりどころの話ではなく、実に血なまぐさいのであった。この時期に飛行機がどれほど変貌を遂げたのか、簡単に記してみる。
1914年6月28日にオーストリア皇太子が暗殺されたことをきっかけに第一次世界大戦が勃発する。ライト兄弟の初飛行から11年後のことである。この戦争をきっかけに、それまで新聞種やスピードレースなど好き者だけのものだった飛行機(こちらの年表が参考になります)は、軍事用兵器として発達することになる。
最初は使い道がよく判らず、まー偵察にでも使ってみるべ、という呈だった。ところが空中偵察の威力は思いの外強力だった。それまでの偵察は騎馬である。スピード、機動力とも問題にならない。てーわけで味方の状況を知られたからには帰すわけには行かないと、ピストルやライフルを使った偵察機同士の空中戦が展開されることになる。
ピストルでは戦果が挙がらないので機関銃を搭載するようになり、アッという間にプロペラ同調装置を備えた戦闘機の登場となる。フォッカーE1がそれだ。武装のない、または貧弱な他の機体は簡単に落とされていく。1915年末までこの状態が続き、いよいよテクノロジー合戦が始まる。
1915年末、フランスのニューポール戦闘機が登場、1916年始めにイギリスはデハビランドD.H.IIを投入。同年9月、ドイツはアルバトロスD.Iで再び制空権を手にする。各国とも改良に改良を重ね、次々と新型が投入されていく。1916年秋に登場したフランスの重戦スパッドS VII、1917年3月にはイギリス・ブリストルF2B、夏にはイギリス・S.E.5、イギリス・ソッピースキャメル。同時期にフランス・スパッドS XIII、ドイツ・フォッカーDr I。1918年4月にはフォッカーD VII、終戦直前にフォッカーD VIIIなどなど。
爆撃機の方は、戦争初期にタウベから砲弾を落としていたのに飽きたらず、1915年にツェッペリン爆撃隊が登場、イギリスのデハビランド、ドイツのアルバトロスも爆撃任務に加わり、1916年秋に双発爆撃機Gotha Iが登場する。負けじとイギリスはハンドレイページ0/400の開発にはいる。搭載量と航続距離の競争である。
せっかく後方に爆撃できるようにはなったが、爆撃機が敵国にはいるのは危険度が高く、戦争末期には爆撃機に戦闘機が随伴するようになる。
終戦(1918年11月)までに、偵察、戦闘、爆撃、発達した爆撃機に対抗するための迎撃、迎撃機をかわすための対戦闘機戦闘など、瞬く間に軍用機の役割は広がり、細分化されていく。現代航空戦の基本が1915〜18のたった4年間でできあがってしまったのだ。これら航空兵器がいかに脅威であったか=人の血を吸ったかわかろうというものだ。
Warbirds 2004に登場する複葉機について簡単な解説。僕の感想も一言つけましたが、なにしろAI機をルーキーに設定しても苦戦するという程度の腕なので、あんまり当てにはなりません。
フランスのニューポールが登場しないのはなぜ? R.A.FのS.E.5にも乗ってみたい。もうちょっと充実させてくれないかな。わずか7機種というのはいかにも寂しい。
また、機体によってそれなりの特長は出しているものの、実機ほど極端な飛行特性は持たせていないのではないかと思われる。何せ対戦がベースだから平均化されているんでないかな。
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Albatros D.Va/アルバトロスD.Va/ドイツ/1917年 160馬力メルセデスDIII列型液冷エンジン1基、最高速度175km/h、7.92mmシュパンダウ機銃×2挺。 丸っこい流線型のデザインが特徴的。リヒトフォーヘンはこのアルバトロスシリーズを愛用していた。三葉のフォッカーが有名なのは、最期の乗機だったかららしい。 Warbirdsでは:水平スピードは160〜170kmと速いが、上昇力が弱く、いったん低空におりたらなかなか高度を稼げない。従って格闘(どうしても高度を失うからね)には不向き。戦闘域外で高度をとって一撃離脱するのがよさそう。ただし、離脱後に上昇してすぐに高度を回復することを忘れると危ない。常に敵より上にいる必要があるため、運用が難しい。260程度のスピードを出しても機体は分解しないので突っ込み向きなんだが。AI機は実に軽快に飛んでいるが、僕の腕ではどうやってもあんな風には飛べない。 ●実機データ。 |
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Bristol F.2B/ブリストルF.2B/イギリス/1917年 275馬力直列エンジン、ルイス機関銃2挺(後席)、ヴィッカース1挺(機体前部)、125km/h 通称「ブリストルファイター」。複座で、後席には回転式の機銃座が設けられている。本来偵察機として作られ複座である。その割に運動性能もよかったという。1932年まで現役だったというから、その性能の高さは折り紙付きだ。実際、Warbirds 2004でもこいつには悩まされる。後ろから接近するのは危険きわまりない。下から突き上げるか、上から一撃でないと危ない。Warbirdsでも実機通り下翼の上に胴体が浮いている。 Warbirdsでは:水平スピードは110km程度。170あたりで機体がやばくなってくる。旋回性能は単座機に比べるとつらいものがある。ただし、後席のガンナーは頼りになる。無理に追い掛け回さず、後席に撃たせることを考えたほうがいいのかも。 ●実機データ。 |
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Fokker DVII/フォッカーDVII/ドイツ/1918年4月 Mercedes D-III 160 hp(初期モデル)、BMW IIIa 185 hpとエンジンは2種類あったらしい。200km/h、7.92 mmLMG 08/15 1917年後半、ソッピースキャメルやスパッドの登場で制空権を失ったドイツが、巻き返しを図るために製造した期待の星。 Warbirdsでは:スピード100km程度と遅く、一撃離脱にも格闘にもあんまり向かない。いいところなしな感じ。高空であっても失速のリカバリーが難しい。実機は空力特性が素直で訓練用としても使われ、運動性も上昇力もよかったそうだが、Warbirdsの世界では違うようだ。 |
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Fokker Dr.1/フォッカーDr.1/ドイツ/1917年8月 185km/h、スパンダウ7.9mm機銃×2 リヒトフォーヘン男爵最期の乗機として有名なトライプレーン(三葉機)。エンジン自体が回転する(ノーム式といって、当時の星形エンジンの主流)構造で、カウリングの下端だけが切り欠いてあった。Warbirdsでもちゃんとカウリングの切り欠きから回転するエンジンが見える。Warbirdsのデフォルトでは黄色い塗装になっている。ほらほら、赤いペイントを施したくなったでしょう? Warbirdsでは:登場する機体の中ではもっとも格闘向き。スピードも水平飛行で170kmも出る。ただし、機体強度が追いついていなくて、よく急旋回で分解する(^^; スピードコントロールをしっかりする必要がある。ところがスロットルコントロールがなかったりする(^_^) ところで、これの実機は320機しか生産されなかったそーです。 ●実機データ。 |
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Sopwith F.1 Camel/ソッピース・キャメルF1/イギリス/1917年6月 185km/h、ビッカース7.7mm×2 エンジンが強力でクセの強い機体だった。よく墜落したので(アメリカではパイロットキラーというあだ名もちょうだいした)ベテランしか搭乗を許可されなかったという。が、いったん乗りこなすと格闘戦には抜群に強かったそうだ。スヌーピーの乗機のモデルともいわれている。 Warbirdsでは:実機でいわれているほどのクセはない。水平速度110km程度ながら運動性がよく格闘向き。ただし、低空で失速したらアウト。スロットルのコントロールがない。 ●実機データ。 |
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Spad VII/スパッドVII/フランス/1916年末 222 km/h、ビッカース7.7mm×1 設計はフランスだが、登場と同時にイギリス軍でも採用された。スピードが速く、上昇力もよかった。エンジンに欠陥があったらしく、これを改良したのがSpad XIIIである。武装も1丁しかなく貧弱。 コウノトリ部隊として有名なフランスの第12飛行大隊第26中隊には滋野清武男爵(バロン・シゲノ。1916年9月入隊。大尉)が所属し、機体のコウノトリのマークを丹頂鶴に書き換え、5機撃墜してエースとなった。1922年に帰国し、遺品の飛行帽とゴーグルがいまも航空自衛隊奈良基地にある。 Warbirdsでは:水平速度120kmくらいあって、馬力がそこそこある。上昇性能もよく、運動性もいい。一撃離脱タイプだが、格闘にも使える。ただ、武装が貧弱なのが難点。 |
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Spad XIII/スパッドXIII/フランス/1917年 登場と同時にイギリス・フランス・アメリカとも採用したほどの名機。速度、上昇力がよく(この2つはスパッドの特長である)、機体も頑丈。武装も強化された。スパッドの決定版である。 Warbirdsでは:水平速度は130km程度あって、D IIから改良されている。武装も強化された。しかし、いったん失速に入ったら素早くリカバリーしないと、すぐに回復不能なスピンに入る。スピードコントロールがしっかりしていないと乗りこなせない。 |
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番外 Flying Ace/フライングエース/イギリスらしい Flying Ace(撃墜王)というとスヌーピーの犬小屋飛行機で有名だが、知識不足でそういう名前の実機があったのかどうか不明である。ひょっとしてスヌーピーの乗機、という設定なの?(※右は2005/2/10付けver.3.05 R5で変更された機体。やはりスヌーピーの機体だった。) この機体を選択すると第二次大戦モードとなる。ソッピースの系統らしいが、ひょっとしたら本当にソッピースの改良型が第二次大戦で使われたのかも。 エンジンがやたらと強力で、スロットルを全開にすると間違いなく離陸に失敗する。 |
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番外 EC03 Mk1/国籍不明/年代不明 モノプレーン(単葉機)だが、明らかに材質は複葉機並みの紙である。よってここで紹介するのが適当と思われた。ところが、なんとジェット推進らしいのだ。いったいいつ、どこの国が紙でできた機体にボールペンキャップのジェットエンジンなどというクレージーな組み合わせを開発したのだろうか。 撃たれると文字通り紙のように燃える。 なお、この機体を選択すると第二次大戦モードとなる。 |
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