C-2100 Ultra Zoomで天体撮影
2000年8月に発売された200万画素のデジタルカメラです。光学10倍ズーム(38mm〜380mm)でF2.8-F3.5という レンズ性能を持ちます。近年でも後継機種としてC-720という機種がありますが、それにない機能として 「手ぶれ補正機能」を持っています。この機能があれば月も手持ちでいけるのではないかと思い実験してみました。
2002.09.19 21:12 F4.0 1/800s ISO100 1600x1200からトリミング
露出もピントも完全にAutoですが、月食とか惑星の接近であれば使えそうな雰囲気です。露出時間が16秒と 短いのが残念です。1分程度の露出が可能ならアンドロメダ星雲などいい感じになりそうですが。
赤道儀への搭載は後回しにして、月と同じくらいの大きさの対象を狙ってみたいと思います。太陽です。 ND400という減光フィルタを2枚重ねにして撮影します。ND400は52mm径で実売1,500円前後というところでしょうか。
これだけ減光してもF8.0、1/650sと絞り込まないと黒点が判別できるようになりません。日中はさらに減光対策が 必要になるでしょう。
※ 太陽に光学製品を向けて覗くことは大変危険です。充分な準備を行って自己責任で お願いします。
2002.10.11 06:33 F8.0 1/650s ISO100 1600x1200からトリミング
大きい黒点が発生しているようです。もう少し拡大率が欲しいですね。そこで手持ちの1.8倍テレコンを接続 してみました。[テレコン]-[ND400]-[ND400]-[C-2100]という接続です。これで光学18倍、684mm相当になるはずです。
2002/10/11
2002/10/12
2002/10/13
2002/10/14
詳細に観測したい場合は望遠鏡が必要ですが、光学10倍程度のデジカメがあればチェックには使えそうです。 お手軽にできるので4日間連続、撮影してみました。黒点が移動していく様子が撮れています。
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