ハードオフで Victor HC-6 という MSX(1) を発見しました。しかも、オプションの YAMAHA SFG-01 が装着されていました。これは YAMAHA の YIS(ワイズ)シリーズ、CXシリーズのオプションとして提供されていたものです。
しかし、他の周辺機器が何もありません。仕方がないので、とりあえず分解してみることにしました。
これがジャンクで売られていた HC-6 です。
型番部分拡大写真です。
CPU周辺です。CPU には SHARP のセカンドソース品の Z80、音源には YAMAHA の YM2149 (SSG: GI社 AY-3-8910(PSG) 相当品)、PPI(周辺機器インターフェース)には NEC の 8255 が見えます。上部のコネクタは JOY STICK 端子です。
VDP周辺です。VDP らしき LSI の基板には TMS9928A(TMS9918A) という表記がありますが、LSI 上にはシリコングリスが塗られていたので、判読できません。この部分に、放熱板兼シールドの金属板が接触していました。
本体に装着された状態の SFG-01 です。
SFG-01 には専用の(音楽用)キーボード端子、MIDI IN/OUT、AUDIO OUT L/R 端子があります。
SFG-01 を本体の専用スロットから取り外したところです。
SFG-01 の基板拡大写真です。FM 音源には YAMAHA YM2151 (OPM)、DAC には YM3012 (2ch対応)、MIDI 入出力には YAMAHA YM2148 (MKS) が使われています。