88MR、といえば BASIC 付属のデモ。この時代はコンピュータ各社、コンピュータの性能を紹介するためか、デモンストレーションを添付するのは当たり前でした。88シリーズもその例に漏れず、様々なデモが作られました。
88もMRになって、N88-日本語BASICが添付され、2HD のフロッピーが使えるようになり、今まで以上に活用できる幅が広がった覚えがあります。
♪BGM:映画 「炎のランナー」より「Titles」 / Vangelis |
起動時の画面。画面全体に PC-8801mkIIMR と表示され、NEC のロゴ(当時の)が画面端で反射しながら斜めに移動します。
それが終わったら、ロゴがレンズの屈折の要領で部分的に大きくなったり、戻ったりします。
♪BGM:ARABESQUE No.1 / Debussy |
帯状に少しずつグラフィックが表示され、少しずつ消えていきます。
♪BGM:Some Like It Hot / The Power Station |
車の絵が出てきたと思ったら、パネル状に分割されて迷路が出てきます。
迷路には PC-8801mkIIMR という文字が隠されていました。
♪BGM:カナリア諸島にて / 大滝詠一 |
他のカリグラフと比べ、MR のデモのカリグラフはよく分かりません。最後に、伝統の(?)カバが出てきます。
♪BGM:Birdland / Weather Report |
お待たせしました、カバの登場です。楽しそうにキーボードの上を飛び跳ねています。それと同時に、画面上方には仮名入力のワープロでタイプしているような感じでどんどん文章が出来あがっていきます。
このデモだけは、24kHz の高解像度ディスプレイモードが必須です。15.75kHz の低解像度ディスプレイの設定になっていると、ここは何もなかったように飛ばされてしまいます……。
♪BGM:ウェディング・ベル / SUGAR |
MR のデモの最後のパートはこれ。「三匹の子豚」のような展開かと思わせておいて、レンガの家から巨大ロボが出てきます。
これが本当にデモの最後の画面。曲の最後に合わせて登場します。
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